漫画の雑談

2018/05/11

コミックス(漫画)新刊単行本の発売日チェック方法など

■新刊発売日のチェックってどうしてます?

 日々発売される新刊単行本をどうチェックするか、これは多くの人が抱える悩み・・・・でもないか?
 私は日々、真剣に悩んでいるわけですが(汗)。

 非常にざっくりと考え得る対処方法を書けば、以下のようになるかと思います。

 ①毎日、本屋さんを覗いて新刊コーナーをチェック

 ②発売日リストを本屋さんの店頭またはネットでチェック

 ①は毎日行けるか、という大問題もあるわけですが、毎日行けても駄目、という問題が浮上しているのが昨今なんですね。
 つまり発売日に行っても、該当の新刊本が並んでいないケースが多発しているからです。

 ・・・というか、普通に卸問屋から1~数冊しか配本されない本などは、誰かが買ってしまったら補充はまずされないため、発売日の翌日、、、いや当日に行っても出会えない可能性が非常に高くなっています。それで見落とした新刊本が一体何十冊あったことか・・・。

 上記をさらに面倒にしているのが、「最終巻問題」です。最終巻は、その前の巻の売れ行きが判っていることから、それと同じかより少ない最小限の数しか印刷・配本されません(マーケティング上は当然のお話です。前の巻が1万部しか売れてないのに、2万部も最終巻を刷る印刷会社はないでしょう)。そのため、最終巻が出ているはずなのに見つからない、あっても1冊か2冊、という案件が多発します。今年だけで、最終巻が見つからずに彷徨ったものは、4~5冊くらいあります。

 そもそも①は近所や行動範囲内に本屋さんがあることも前提になっていますが、地域内に本屋さんが一軒もない地方自治体も増えているのも実態ですよね。

 そうすると自ずと②を併用するしかなくなるわけですね。

 その昔、太陽出版というところが、毎月の発売日リストを公表していましたので、それをチェックするのが毎月中頃の行事でした(エクセルに貼り付けて興味のある本だけに編集し、それを日付順でソートして持ち歩いていた)。が、御存じのように太陽出版はもう公表はしていません。
 似たようなリストを公表しているサイトは複数ありますが、WEB上で読むのに特化していて、画像が重い、リストも複雑で使い勝手が悪く、、、、さらに言えば、毎月800冊分を総チェックするのは、時間的にも労力的にもなんか面倒になってきまして。。

 じゃあどうするか?


■コミックス単行本の新刊発売日を漏れなく把握する方法(暫定版)

 そこで今はどうやってチェックしているか、私の方法を書いておこうかと思います。

ナタリーの「本日発売の単行本リスト」を確認

 ナタリーでは発売日に、「本日発売の単行本」のリストを掲載しています(毎日9:00頃)。
 私は「本日発売の単行本リスト」で検索した結果をスマホでブックマークして、本屋に寄れる日にチェックしています(何日か行けなかった場合には、数日分をまとめてチェック)。
 
 余所に掲載されている月別の全発売リストは、毎月800冊以上分と膨大すぎて確認も編集も手間ですが、これは1日分に切り取ってくれているので、発行されるコミックス単行本全てが掲載されていても、チェックがとても楽です。
 そして何より、テキストベースのリストなので、表示も重くないと。

 欠点としては、翌日発売の単行本は確認できない、ということで、明日発売するコミックスのチェックには使えません。また角川書店などは「書籍扱い」のため、発売日の1~数日前に新刊が店頭に並ぶことになるので、そことのタイムラグは生じます(発売日前に並んでいたはずなのに見落とし、数日後に気がついて探し回ることも多々)。

 そういう欠点はあるものの、総じて役に立っています。

ベルアラートに作者or作品タイトルを登録しまくり

 ベルアラートは、登録制のコミック等の発売日をお知らせするサイトで、スマホ用のアプリも提供されています。

 細かなところはサイトの説明を読んで戴いた方がいいですが、ここでは作者又は作品をボタンでアラート登録ができます(トップページにボタンが並んでいるはず)。検索条件でアラート登録するには、プレミアムユーザー登録(有料)が必要ですが、作者名、作品名別の登録は無料アカウントでも登録が可能です。
 私は無料会員のままで使っていますが(ベルアラートさんには不本意と思いますが(汗))、登録できる作者&作品数に制限がないので(多分)、数えていませんが恐らく数百人分の作者名を登録しています。

 他のサイトでも似たような登録ができるところが以前あったのですが、そこは登録できる数が100個までと限定されていたため、作者名を登録していったら「ア行」だけで終わってしまいました(汗)。(「お」までも行かなかった気がします。。)

 ちなみに無料登録を推奨しているのではなく(大汗)、プレミアムユーザー登録をすれば、Googleカレンダーとの連携や除外条件の設定、広告の非表示など、メリットも色々とありますので、サービス内容は各自で御確認ください。

 登録が面倒という部分は多少はあるんですが、最初にざっと登録しておきます。私はパソコン用のWEB上で、それでちまちまざっくりと登録していきました。
 結局、数百人分なので、私は数日以上掛かりましたが、、、

 登録された作者(or作品)の発売日又は予約可能な日になると、メールやスマホアプリで、「発売開始」や「予約開始」について通知が届くことになります(案外、予約開始なども「あ、これ出るのか」という感じで意識できるので便利です。発売日だけでいいなら、登録時の設定で選択が出来るようになっています)。

 欠点としては、ナタリーと同様に角川書店などの書籍扱い本の通知が遅れることと(まあ大した問題ではありませんが)、登録された作者なり作品しか表示されない&通知されない、ということです。そのため、登録漏れの作者の作品などに、店頭に行って初めて気がつくという事も結構ありました。

 ただこれは、①の「ナタリー」のリストも併用してカバーが出来る問題ですし、PCサイトには月別の発売日リストも掲載されています。カレンダーと連動して、日別のリストとしても使えます(こちらはナタリーと異なり、翌日以降もチェック可。画像も出てくるので少し重いし一覧性が悪いですが)。

 そして、ナタリーで気がついたり、店頭で気がつく度に、漏れていた作者名等を登録していくと、当然ですが次巻はちゃんと通知が届くようになります。

 まあこれは、「通知リストを育てる」ってイメージでしょうかね。

 その作者の全ての作品の情報は不要と思えば、「作品別」の登録にしておけばよいということになります。その辺りは各個人の使いようですね。

 初めて店頭で出会った作品なども、同様に気になれば登録していきます。そうすると「最終巻が出たのに気がつかなかった」問題など、販売部数が少ないコミックスのチェック漏れ対策については、ほぼ完全に解決ができます。


■コミックス新刊の発売日は判っても、、、

 あとは通知等を頼りに、発売された「はず」の新刊本を探して彷徨うだけ(爆)。
 まあ、それが大変なんですけどね。。

 1件の本屋で済めばいいんですが、大抵の場合は何かしらの本が「無い」ということになります。
 なので、行きやすい本屋を数軒まわって、それでも駄目な場合には、「ここなら絶対あるだろう」というコミックス売場の充実した大型書店や漫画専門店などに脚を伸ばすことになります(それが近場にあれば問題はないわけですが)。

 ただ、それで2週間くらい探し回っても見つからないものもあり、そうすると年に1~数回くらいは、ネット販売で購入という形になります。
 まあ、、、、最初からネットで買えば話は早いと言われそうですが(汗)、何とか本屋で買いたいという気持ちがあるもので(本屋さんを応援したいという意味も込めて)。
 だったら注文すりゃいいんですが、何日も探し回って結局そこからさらに1週間以上、出会うのに掛かるとなると、「早く読みたい!」欲求的に難しいというか(←苦しい言い訳)。


 なお、知らなかった新たな作品や作者との出会いについては、やはり店頭で表紙や帯の説明を見て、ということにはなりますので、本屋での出会いは欠かせません。本を探し回るのも、そういう出会いも求めている部分もあったりはします。

 いつかは電子書籍に移行はしていくと意識もしていますが、もう暫くは、こんな感じで新刊本を日々チェックしつつ、生き残った書店にて印刷された書籍を探して彷徨いたいな、、、と思います。
  

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2018/01/11

【年始め】2018年の漫画に思うところ

 仕事が忙しいという言い訳はありきたりですが、なかなか紹介を書けないで年を越してしまいました。2ヶ月も止まってましたね(汗)。
 このまま年度末に突入してしまいそうです(=4月まで書けないかも?)。。何冊かはコメント書きたいと思っていますが。

 今年もよろしくお願いしますと言いたいところですが、まあこんな調子なので(笑)、時間が作れた時に適宜書かせて戴ければと思います。
 読むのは読んでいるんですが、書き始めると今度は読む時間が減るというジレンマでジタバタ悩んでいる昨今でもあります。。

 で、年明けのネタとしては「このマンガが凄い!2018」の中から、自分が読んでいる作品だけピックアップしてみようかと思ってみました。コメントを既に書いている作品は、そのリンクも入れておきます。

2位 板垣巴留 「BEASTARS」 1~6巻 少年チャンピオン・コミックス 秋田書店


 過去のコメントはこちら。「本能」を「心(精神)」で抑え込むという形での動物青春群像劇といったところでしょうかね。


3位 大今良時 「不滅のあなたへ」 1~5巻 KCコミックス 講談社


 まるでアメーバのように変幻自在ながら心もない謎の”物体”から変質し、出会った動物や人と関わりながら”心”と”意志”を育んでいく謎の”存在”が、様々な出会いと”死”を通じ、迫りくる謎の敵から逃れつつ変化していく様を描く、謎に満ちたSF作品。


6位 白浜鴎  「とんがり帽子のアトリエ」 1~2巻 モーニングKC 講談社


 過去のコメントはこちら。とあるきっかけで「魔法の秘密」を知ってしまった少女が、魔法を正しく修得すべく魔法学校に入学し、様々な試練をかいくぐっていくという作品。魔法の設定がオリジナリティーがあり、ちょっと面白い。


7位 野田サトル 「ゴールデンカムイ」 1~12巻 ヤングジャンプコミックス 講談社


 過去のコメントはこちら。言わずと知れたアイヌグルメ漫画(違)。


10位 浅井蓮次/沢田新 「バイオレンスアクション」 1~3巻 ビッグコミックススペシャル 小学館


 過去のコメントはこちら。どこか普通の様に見えて、心のどこかが部分的に壊れている、そんな殺し屋少女の活躍を描く物語。


12位 武田一義 「ペリリュー 楽園のゲルニカ」 1~3巻 ヤングアニマルコミックス 秋田書店


 過去のコメントはこちら。可愛い絵柄で凄惨な太平洋戦争の中、生き残ろうと戦う日本兵達を描く、ある意味では”リアル”に戦場とその中でもがく人々を描いた作品。


14位 桑原太矩 「空挺ドラゴンズ」 1~3巻 アフターヌーンKC 講談社


 過去のコメントはこちら。言わずと知れた、竜を食べるファンタジーグルメ漫画(既視感)。


18位 鴨鍋かもつ 「魔王の秘書」 アース・スターコミックス 泰文堂


 過去のコメントはこちら。魔界を席巻し支配し、世界征服戦略を着々と進行する、人間だけど有能でどこか壊れている美人秘書の活躍(?)を描く物語。1巻しか出ていないのにこの順位、結構インパクトがあったってことでしょうね(笑)。


23位 小林銅蟲 「めしにしましょう」 1~4巻 イブニングKC 講談社


 過去のコメントはこちら。 「マツコの知らない世界」で突如メジャーになってしまった(かもしれない)、究極の低温調理系<カオス>漫画。


26位 九井諒子 「ダンジョン飯」 1~5巻 BEAM COMIX エンターブレイン


 過去のコメントはこちら。今さら言うまでもない「モンスターをいかに食すか」という発想の転換の先駆けグルメファンタジー(最近、妖怪を食べちゃう系のマンガも増殖しつつありますが)。



26位 双龍 「間違った子を魔法少女にしてしまった」 1~2巻 BUNCH COMICS 新潮社


 過去のコメントはこちら。泣く子も叩きのめし滅殺する、ギャップ系バイオレンス魔法少女マンガ


28位 藤田和日郎 「双亡亭壊すべし」 1~6巻 少年サンデーコミックス 小学館


 ちょっと最初の仕込みが長かったですが、想像力を超えた敵と藤田節で逆境を乗り切るアクション漫画


33位 二瓶勉 「人形の国」 1~2巻 シリウスKC 小学館


 まだ1巻なので何とも言えないんですが、世界観については変わらない・・・のがいい(と私は思う)SF作品です。


43位 米代恭 「あげくの果てのカノン」 1~4巻 ビッグコミックス 小学館


 他人、或いは地球人類自体の存在なんかお構いなしのストーカー少女と、戦いと再生を繰り返しながら心が壊れているヒーロー青年のゲスな恋物語と言わざるを得ない、感想を書くのをかなり躊躇っている問題作品。病的に外見だけで判るようにストーカーを描くのではなく、普通の心理の延長上にあるような、一般的には極普通の人にしか見えない、けどいろんな意味で<酷い>という部分が逆に怖いなあと思わせられます。。


44位 おかざき真里 「阿・吽」 1~6巻 ビッグコミックス 小学館


 最澄と空海という、歴史上の人物の半生を、殺伐でありつつ異様に生々しく描く、歴史人間ドラマ。


44位 冨樫義弘 「HUNTER×HUNTER」 ジャンプコミックス 集英社


 連載が云々はどうでもいいんですが(笑)、読めばそれなりに駆け引きなんかが面白い作品であったりするんですよね(困ったことに)。


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2017/03/30

【雑談】コミックスの表紙に特典ペーパーを挟む行為について

 最近、各書店(特に規模の大きい大型チェーン店)で、特典ペーパーと称する1枚紙が配布されています。

 始まりはあまり記憶はないのですが、漫画を多く扱う専門書店などで、本屋さんありがとう的な色紙の他に、「○○書店にてお買い上げありがとうございます!」的に、オマケとして作成され始めたのだと思います。

 最近、コミックスのエッセイやあと書き、その他でも書店でサイン会をした後、販促用としてペーパーを描く様子が書かれていたりと、いわゆる販促用の商材として一般化されてきているなあ、と思ったりもします(まあ、TSUTAYAとか文教堂書店とか、大型書店チェーンでやはり多いという印象ですね)。

 私は入っていること自体、あまり気にしたこともないのですが(あってもなくてもどうでもよい)、最近、非常に困ったというか、これでいいのか?と多々思うことがありまして。。

 それがタイトルにも書きました、「特典ペーパーをシュリンクの内側の”表紙に挟む”」という行為です。

 

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2016/04/09

H28年3月に買った本

 H28年3月に購入した本です(やっと追いついた。。)

 実は書店に置いていなくて買えてない本も備忘録的にちょっと入れています。
(「あまいぞ!男吾」はまだ置いている書店を見ていないですね。。全16巻の旧版は全巻持ってたりするんですが)

 再版や愛蔵版は、どこまで買うか悩みどころです。未収録が掲載されていたり、新たなコメントページがあると読みたくもなるものの(売る方も(買ってくれる人へのサービスとして(良い方に解釈)、色々とオマケを考えて投入してくる訳ですが)、スペースの問題とか考えると、最近はおいそれと手を出しにくく。。
 勿論、途中で発刊が止まったものの再版であれば、全部買っちゃいますけど(稀にあるんですよね)。悩ましい、悩ましい。。

 ただ、文庫版はできるだけ、私は買わないようにしています。


                   ・・・字が小さすぎて読めないんだよっ!!!! ヽ(`Д´)ノ (涙)


 完結モノは、「あくあわーく」全2巻、それと、、、、未収録分を収録した、藤原ここあの「かつて魔法少女と悪は敵対していた。」全4巻ですね。コメディを中心としたほんわかとした作風は結構好きだったんですが(けど、「dear」以降の作品はあまり読んでいなかったんですが(汗))、没後1年にしてようやく出版されたんですね。いや、出してくれたこと自体、ありがたいことだと思いますよ。こういう状況で出されずに終わってしまう場合も多々ありますからね。
 中学生デビューというのも新鮮でしたけど、この短い間に沢山の本を出されていて、ほんと駆け抜けていった感もありますねえ。。


 3月で発刊が始まったものでは、「女王陛下の補給線」、「とつくにの少女」、「新・血潜り林檎と金魚鉢男」、「ろくがく深海生物部」、「龍眼RT」、「惑わない星」、「ガイコツ書店員 本田さん」、「大魔法使いなんです…よね?」などなど。

 女王陛下の補給線は、最近ある意味ではブームになりつつある(?)、兵站を扱った作品ですけど、少年漫画らしくアレンジしてあって、こういう切り口もあるんかあ、という感じです。血潜り林檎は、、、過去に3巻分が出ていた作品の続編ですが(1月くらいから既刊も再販されていますが)、冒頭にあらすじが書いてありますけど、これでこの荒唐無稽な作品がわかるんかな・・・って、既刊3巻読んだところで意味不明だと思いますけど(笑)。
 ろくがく深海生物部は、なんつーか自由すぎる女子高生達のキャラもあれですが、言葉のテンポがとにかくいいというのが印象的な作品。こういう言葉が踊っているような作品は楽しくていいなあ。
 ガイコツ書店員さんは、キャラはなんだか人外設定ですけど、あまりにも大型書店の<地獄のような日常>が超リアルに描かれていて、コレ読んじゃうと本屋さんに文句を言いにくくなる、、、という副作用が発生するですな。。

 おっと、色々と書きすぎましたんで、あとはじっくりと個別に紹介していきますかね、、
 のんびりと。

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2016/04/08

H28年2月に買った本

 H28年2月に買った本ですが、なんか抜けがあるような・・・?

 発売日リストをざっと眺めながらピックアップしているので、このほかにも購入している気もしますが、それはまあ、抜けてるので面白いものがあったら、また別途紹介するということで。

 2月の発売では、初っぱなに「神々の山嶺」が全3巻で再版されてましたね。何度も愛蔵版が出たり、小説サイズのものもさいはんされていますが、また改めて発売されるのを見て、ああ、映画化されるのかあと気がついた次第(大汗)。
 原作が勿論あるわけなので、原作ファンの人にはどう映るのかは判らないのですけど、個人的には”山岳漫画の頂点”という気持ちがあります。
 細かなところはまた紹介するにしても、漫画という限られた画面構成の中に、ここまで清々しく、そして荘厳で、そして残酷に山と人間の対峙を描ける作家さんは、そうはいないんじゃないかなと(個人的にはですが)。
 山の厳しさもそうですが、やはり山の美しさも半端なく描写ができるからこそ、谷口ジローの山岳漫画は面白いんじゃないかなあ、と思う次第。


 完結作としては、「怪獣の飼育委員」全2巻、「グリーンデイズ」全2巻、「マイボーイ」全4巻、「G.A.P」全2巻、「アップルシードα」全2巻、「ドードーマ」全3巻といったところ。グリーンデイズは盆栽の妖精さんの設定の扱いがやはり難しかった感はありますが、そつなくまとめた雰囲気で、個人的には悪くはないですね。
 「マイボーイ」は、、、完全に打ち切り感が否めませんけど、ほのぼの系とコメディ系中心だった作風からの新しいジャンルへの挑戦という意味では、いい足掛かりにはなると思うんですけどね。。

 新たに発売されたものでは、「ディノ・サピエンス」が何か設定がぶっ飛んでいて面白そうな予感ですねえ(すでに2巻出てますけど、想像通りさらにぶっ飛んでました(爆))。
 あと、月一で発売になっている「虫籠のカガステル」(すでに4巻まで発売中)も、なかなか楽しみな感じ。「アルボスアニマ」の1巻読んだ際には、ちょっと作風が読み切れずに紹介し損ねていたんですが、2巻を読み、そしてカガステルも読むと、人物描写をじっくりとしていくタイプの人なんだなと改めて分かり、じっくりつきあえそうな感触を得ましたですね。

 あとは「ふろがーる!」ですねえ。キャラ設定はいい感じで、最初は家風呂中心という新ジャンルの開拓をしていましたが、、、多少ネタ的に限度があったので(頑張ってネタだししてたと思うんですが)、外湯巡りの旅ものへとシフトしていっています。温泉モノもかなり増えて来ちゃいましたけど、まだこの雰囲気なら埋もれず戦えそうな予感。。

 他にも色々ありますけど、まあ今日もこの辺で。。

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2016/04/07

H28年1月に買った本

 やっとこ年度末が終わったので、再開しようかなーと思いながら、3ヶ月分も空いてしまうと、なかなか書ききれないので、まずは月ごとに購入した漫画を羅列してみようかと思います。特に気になった本は、後で別途紹介するかもしれませんけど。

 とりあえず1月分ですね。

 1月で完結したには、「メンヘラ刑事」全2巻と「黒鉄の太陽」全2巻、それと「WOMBS」全5巻ですね。

 「メンヘラ刑事」は原作があったので元々この尺での終了予定だったと思いますが、「黒鉄の太陽」はもう少し続いてもイイような気もしたんですけど、かなり大急ぎで物語をまとめて店仕舞いという感じになっちゃいましたね。。

 「WOMBS」は、世界設定が壮大過ぎてなかなか追いつけない感もありましたが、映画的なラストは印象的でもあり、、(これは別途書きますかね)。

 新刊としては、「クミカのミカク」はタイトル通りグルメ系ではありますが、異星人の初体験というなかなか面白い切り口で、楽しめそうな感じです。ヒロインの仕草と没入感もナカナカですしね。

 そして「ちん✕ぱら」は、動物病院を舞台にした動物系の漫画ではあるんですけど、動物とのやりとり以上に働いている人の個性が強烈すぎて、そこがまた味がある感じの作品です。いきなり1巻のラストが”ふん◯し”ですからね。。

 上で紹介したものも、作品ごとにもう少しコメントを入れるかも知れませんが、とりあえず肩慣らしということで今日はここまで(・∀・)

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2016/02/07

【毎年恒例】ちょっと2~3月は更新止まり気味になります。

 まあ、毎年の恒例行事みたいなものなんですが、、、、

 年度末に既に突入しておりまして、仕事のほうが佳境になっております。

 そうしますと、やっぱりこちらの更新作業の方に気を割くのが難しくなってくるもので、既にもう更新遅れまくりなんですけど、改めて3月一杯くらいまでは更新が滞りまくりになるということで。

 というか、去年から始めてますけど、昨年もそんな感じだったんですよね。
 いまの仕事はじめてからの毎年のことなのですけど、昔もなんか「生きてる~?」って聞かれちゃってましたんで、とりあえずお知らせってことで。

 合間でも通勤や出張の移動中などに本のほうは読んでいるので、紹介したい本は今も心の中に結構ストックされているんですけど(汗)、それを文字にして、というのはそれなりに気力と時間を要するもので(がーっと勢いで書ける場合もあるにはあるんですが、それなりに言葉を選んだりとか色々したりするもので)、それになかなか時間と気持ちが割けないんですな。

 まあ、ふとした時に幾つかは投稿するかもしれませんが、4月くらいまでナニも書かれなくても気にしないようにです(まあ、気にしている人いないと思いますが(お。

 ということで、近況と恒例行事(違)のお知らせでした(・∀・)。

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2015/09/28

【臨時休業中】もうちょいお待ち下さい

 この1ヶ月ほど、ちょっと本業のほうが修羅場っておりまして、ブログ上げる事もできませんですんません。。

 10月上旬に集中して行事があるので、その頃は忙しくなることは予想してたんですが、その事前準備段階で、かなり無理難題を山積みされて、ここまで月の三分の二は出張していました。

 シルバーウィークは一応こよみ通り休めましたが、前半は撃沈してぐったり。
 残りは多少、家族サービス的に、日帰りしかできませんでしたが、近所のドッグラン巡りみたいなことをしていました。

 で、漫画は購入してますし、ちょっとは読んでいるんですが、買った分の半分しか消化出来ていませんね。。
 書きたいものもあるんですけど、仕事の方が頭のなかにアレしていて、なかなか集中して書くことができないという(汗)。

 一応、10月上旬で決着は付く予定ですので、それまでは少々お待ちください。。

 しかし、3月のライオンとか、まさかのアニメ化&実写映画化とかして、ちょいびっくりデスなあ。

 まあ、どちらにも馴染むし、あの心理描写をアニメでどういう風に表現するのか、その手法とか、そのあたりが興味津々ですね。

 ある意味、派手さはない作品なだけに、アニメも実写も、それなりに素材としての良さに惚れて作ろうとされているとは思うので(各監督、スタッフとも)、それぞれのメディアに合ったアレンジをしてくれたらいいんだけどなあ、と願う次第です。

 と、ちょっとだけ書きたいことは書いたうえで、それでは後ほど!

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2015/08/14

【閑話休題】 2015年7月に買ったコミックス。

 漫画を読む時間は移動時間などで結構割いているんですけど、その感想を書く時間がなかなか無かったりします(汗)。
 ”艦これ”もやらなきゃいけないし(違)。

 なので、買って読んでいる割には、それらの紹介までは仕切れていないという状況が結構あったりします(汗)。

 まあ、もう10巻を超えているような漫画の場合には、今さら私が紹介したところで売上には関係ないと思うし、十分周知されているよなと(って、まあ私が紹介したところで売上があがる訳でもないですしね(汗))。

 いま主に紹介している漫画は、新たに1巻が出たものだったり、まだ2~3巻くらいまでしか出ていないもの、そして随分と前の巻から時間が空いてしまっているものとかと、書店に並ぶ冊数がとても少ないものとかを中心に紹介していたりします。

 といっても、まあオモシロイと思ったら、勢いでわりとガーッと書いちゃいますけどね、、、

 といいつつ、そのがーっと書く時間がなかなか取れないのですよね。。 このお盆休みも、特にまとめて取る予定ないのです。(9月までに自由に取れ、という会社なのですけど、まあ、10月まで無理な状況なので、11月とかに取ろうと画策中)。

 購入して読んだけど紹介していない本で、2015年7月に発売されていた本を、とりあえずリストアップしてみました。

 もしかしたら、コメントをこれから改めて書くかもしれない本もありますが、まあ何時書けるか判らないので、とりあえず書影だけ記録に残しておこうかと。

 別に買った中から厳選している、、、って程でもありませんし、買ったけど面白くなかったから書かない、、、という訳でもありません。
 まあ、全部については物理的に書けないというのが現状(汗)。1日1冊でも、結構なんだか大変だということが判りました。はい。(出張が連続すると、1週間くらい
 もしかしたら、何ヶ月か後に次の巻が出たら、コメントを書くかもしれません。ということで(・∀・)

 で、そのうち別にコラムを書きますけど、いま新刊書店って、本に出会う場として、半ば死にかけていると思うんですよね。。。

 勿論、頑張っている書店もあります。けど中小の書店では、このブログで紹介している本の半分くらいは、恐らく新刊コーナーにも、書棚にも置いていないところの方が多いでしょう。大型書店でも、頑張ってる店員さんがいない店は、相当残念な状況になっています。。

 結局出版されている発行部数に応じて、各書店に卸問屋から自動的に冊数を割り振りされてしまうんで、総じて売上冊数が少ない書店には、大きな書店でやっと数冊配本されるようなマイナーな漫画本は、配本すらされないんですよね。。(1を割ったら、切り捨てで全部ゼロですからね。)

 大手の書店で仮に配本されていても、その貴重な1~数冊を誰かが購入したら(例えば私みたいなマニアックな人とか(・∀・))、それ以降、その漫画が書店利用者の目にとまることは、ほぼ永遠になくなるわけです。。。
 余程売れている本以外、新刊コーナー以外の棚にはなかなか並べられません。売れ残ったら返本されるだけ。
 なんせ、月に新刊漫画は800冊以上発売されるわけです。大型書店だって全部置ける訳がありません。

 難しい話なんですが、この問題には結構危機感も持っているので、そのうちまとめて書こうかと思ってます。。

 けど、最悪書店になくても、このような場所で紹介がされていれば、そのうち検索できた人が、目的の書籍情報以外にも目がいって、、、、ネット書店とかで買うことも出来るかもなと思っています。

 それが、今までその人が知らなかった面白いマンガや作者さんとの出会いの機会になれば、それでいいかなあと思うんです。

 随分と昔に、こういう風に誰が読むでもない書籍のレビューをつらつらと書くことに意味があるのか? なんて話を、結構コアなマンガ・ブロガーさん達の飲み会でしたことがあります。

 その時に心に残った言葉は、「こういう風に、ネットに”刻む”ってことに意義があるんだ」という言葉でした。

 多分、その飲み会に出ていた人は覚えていると思います。。今も活躍している人がいるかは、このブログを再開してからあまり調べてないんですが(汗)。
 けど、10年以上前に更新を停止してしまった、旧ホームページの情報、いまでも検索してやってくる人は月に50人以上はいらっしゃっているようです(役に立ったのかは判りませんけど(汗))。

 それを思うに、また刻み始めたこの活動、日に数人に来ていただいているだけのようですが、ほんの数人にでも何かの役に立ってくれてたら、それでいいなあ、と思ったりします。。
 

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2015/06/28

ブログをちょっと改造してみました。

 正確に数えてないんですけど、そろそろ100冊目くらいになるのかな?

 で、改めて読み返してみると、、、というより読み返し辛いっっヽ(`Д´)ノ

 ということに思いっきり気がついたので、ちょっと改造してみました。


■検索窓(google検索)
 Niftyのココログのロゴと一緒に検索窓があったので、それでブログ内検索出来るものだと思っていたんですけど、ちょっと前に書いた記事を引用しようと思って検索したら、、、、

 検索しても該当ページ出てこないしっヽ(`Д´)ノ

 こりゃイカンということで、google検索のマドを左上に新たに設置しました。
 デフォルトでこのブログのみ検索になるようにしてあります。

 これで過去ログもちゃんと検索できるように、今更ですがなりました(汗)。

■カテゴリー分け
 これまで細かくカテゴリー(タグ)分けしてなかったんですけど、100冊くらい記念ということで、過去に遡ってカテゴリー分けをしました。

 コミック関係のものは、アタマに「 C_ 」を付けたカテゴリーにしてみました。

 まあ、このカテゴリーかよっとか、こんなカテゴリーに分けるのはおかしいっとか、異論はあると思うのですけど、まああくまで私の主観でということで。。。

 まあ、作品によっては「どれにも該当しないっヽ(`Д´)ノ」というのはあるので、新設したりもするんdすが、細かく分けすぎると検索性ががなくなるという矛盾もあるので、無理やり既存んも枠で分類していたりするものもありますんで。。

■タイトル一覧表示
 ココログって、目次というか一覧表示が、ブログの編集画面以外には無いんですよね。。
 これじゃ一覧性が著しく低くて使いにくいっヽ(`Д´)ノ

 ということで、Javascriptでタイトル一覧が表示できるものを付けてみました。

 ブログの一番上の「タイトルのみ表示」のリンクを押すと、直近の10タイトルくらいが一覧表示されます。

 さらに、各月別の過去ログ(右側のリンク)を表示した上でタイトルのみ表示を押せば、その月のタイトル一覧が表示されます。

 とりあえず、まあ全部一気には出ないですけど、月別で出てくればいいかなあと、、、


 とりあえず、今回のテコ入れはこの位にさせていただきました。
 というより、自分で見難いから直したみたいな感じですが、、私が見難いものが、他人に見やすい訳がないということで、ちと時間を割いて直してみた次第です。。

 あとはまた、内容を充実させていければなあと。。

 今回、ちょっと温めてた漫画以外のネタも投入してみましたが、まあタマに息抜きに色々書いていこうかと思います。

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