C_自然・動植物

2017/05/15

板垣巴留 「BEASTARS」 3巻 少年チャンピオンコミックス 秋田書店

 肉食動物と草食動物が一緒に社会を作っている、そんなファンタジー社会において、学校での演劇部を中心とした青春群像劇、といったところです。

 「BEASTARS」とは、そんな演劇の頂点を極めた校内の称号ということになっています。

 一見、ディスニー映画の「ズートピア」などをイメージしてしまいそうですけど、肉を求める本能を抑えることに苦悩する肉食動物達と、そして肉食動物に対して本能的に怯えつつも表面上は仲良く振る舞い共同生活をする草食動物。。

 本来、相容れない動物達を一つの社会に無理矢理押し込むことにより、楽しいギャグ漫画やアニメの世界とは違って、根本的な問題が生じるわけです。その矛盾にどう無理矢理折り合いを付けていくのか、という辺り、社会の仕組みとして一応様々な<教育手法>が学校では取り入れられています。

 動物仲良し漫画(けものフレンズまで含めて(笑))に対して、この根本的な矛盾をリアルに表現したら一体どうなるのか、という試みの一つとして、雷句誠の「どうぶつの国」という作品がありました。この中では言葉を統一するという形でのカリスマの存在と(種族を超えたコミュニケーションは、言葉の壁があって取れないという前提で、全ての動物とコミュニケーションできる”人間”が数人だけ存在)、肉食動物でも食べられる作物を育てていくことで喰う喰われるという状況を解決していく、という形を取っていました。

 対して、この作品では、かなりシビアな”洗脳教育”のような教育プログラムによる封じ込めと、法治による社会秩序の構成によって、矛盾を孕みながらも一つの共同生活社会を形成しています。

 あまり人間社会などとの比較を行う事は野暮な気もしますが、どことなく現状、人間社会が抱えている矛盾を彷彿とさせるような、そんな錯覚も憶えさせられます。。

 作品としては、あくまで本気で<動物の習性>を理性と社会機構で押さえつけることで、果たして破綻なく成立していくのか、という部分をリアルに描いているような気がします(そういう意味では、人間社会を婉曲的に揶揄している、というのとは少し違いますね)。当然、そのはみ出した欲求のはけ口として、街中には<裏市>という戦後の闇市のようなものが非公式ながら存在が許容されていたりもするわけです。。

 そして定期的に草食動物を狩って食べてしまう肉食獣が、殺”人”犯として指名手配され、社会問題とされていくと。。ただ、殺して喰わないまでも、単なる殺人と置き換えてしまえば、現在社会でもある意味、日常茶飯事な光景とも言えなくもありません(野暮といいつつ、つい比較してしまう(汗))。

 全く文化も異なる、異質なものを法律と社会秩序だけで融合し、生じる矛盾や問題を解決していけるのかという、それをシンプルに肉食動物と草食動物を用い、ある意味壮大な<シミュレーション>をしているとも言えるんじゃないかなあと。。

 そんな中、演劇部で裏方をする灰色オオカミのレゴシは、様々な種類の動物の先輩、同級生などとの交流を通じて、本能との葛藤しつつ、自分が求めているのは何なのか、どうしたいのかを思い悩んでいくという、、、この部分は、まさに<青春物語>と言えばその通りなのかな、と言う気がします。 ←物語のあらすじこれだけかよっ!

 2本脚で服を着て歩いている動物社会という設定ですから、あまり動物の習性どうこうという部分は、リアリティーのある外観以外はそう気にならないんですが、”肉食”という本能を、どこで折り合いを付けて飲み込み、そして社会と折り合いを付けていくのか、、、その辺りを人間社会とも無意識にダブらせながら、考えさせられる作品です。

 

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2017/04/24

小原ヨシツグ 「ガタガール」 全2巻 シリウスKC 講談社

 結構マニアックな水辺生物の採集漫画ですが、2巻にて終了とのことです。1巻の感想とコメントはこちら

 2巻の内容はかなりマニアックというか、水辺の生物の採集の難しさを丁寧に描いている、と言ってもいいです(1巻の感想で余談で私が色々書いたことが、ほぼ網羅されてると言ってもいいくらい)。

 半ば打ち切りとなってしまったようですが、改めて、こういう生物ネタの漫画の難しさってのも感じたりしました。。マニアックな正しい生物の知識に基づいて描ている、というのは、生物屋としては読んでいて安心感があるんで、とても嬉しいんですけど、その半面、じゃあ「漫画として(ドラマとして)面白いか?」という部分は、また別問題ではあるのかもなあと(上から目線で恐縮ですが、御容赦下さい。。)。


 生物を扱う(ペットも含む)漫画は色々とありますけど、やはり物語として面白いか、あるいは漫画として(キャラクターなどに)魅力があるか?という要素は、「漫画という市場」を考えると、無視できない要素かもなあと。

 最近の事例で言えば、「マドンナはガラスケースの中」であれば、マニアックな爬虫類飼育ネタの中に、異常性癖を持つ主人公と、本来はターゲットではない彼を翻弄する「小学生の少女」という、ドラマとしても面白い(どう転ぶかわからない)要素があって、それなりに面白いなあと思ったりします。

 爬虫類系のマンガで言えば、「秘密のレプタイルズ」は、個性的(?)なヒロインと、それに翻弄される主人公のラブコメ&微萌え要素などが、結構うまく使われているのと、マニアック要素はもう別ページ扱いでしっかり説明し、ドラマはドラマできちんと描いている、という辺り、バランスがうまく取れているなあと。

 昆虫ものでいえば「巨蟲列島」などは、マニアックな昆虫の性質に加えて「if」要素の解釈の追加、そしてサバイバルものとしてのドラマ作り、+なんだか繰り広げられるエロ仕様と(これは漫画としてはあった方がいいんでしょう(笑))、ドラマの中に上手に昆虫の性質が活かされているというところですね。昆虫ものでは「ベクター・ケースファイル」のような推理ものもあります。こちらも推理ドラマとしての要素の方が、ある意味ではメインですね。

 それに対して「漫画として面白いかな?」というところに微妙なのが、「鷹師匠!狩りの御時間です」とかかも、、、。私はこのマニアックさと知識の奥深さに感銘を受けたんですけど、じゃあ漫画として面白いから一般の人に読めるか、と問われたら、「・・・うーん。。。」と悩んでしまうかもしれません。「野鳥が好きな人」には、確実に面白いと思うんです。けど別にそれに興味がない人や、ペットとして鳥を飼っている人とかには、面白いと思えるかどうか、冷静に考えてみると微妙なんですよね。。

 そしてそれに近いものを、「ガタガール」にも少し感じたんですね。水辺の動物を採取したり研究したりしている人には、「あるあるネタ」は本当に面白いし、しっかり調べてよく知ってるなあ、と感心することしきりなんです。けどじゃあ、漫画としてどう?と言われると、いわゆる中学生のクラブ活動を通じたラブコメ、な訳ですが。。

 「食べる」に執着したり、「生き物ころしたら可哀想」な性格の仲間を揃えたところまではいいんですが(色々な考え方の代弁として、こういうキャラとのやり取りって案外大事ですから)、ラブコメ要素が妙にしっくり来ないというか、、真面目なマニアック設定の方に引っ張られて、あまり頭に残らないというか。。そんな気もするんですね(※個人の感想です)。

 それとヒロインの設定も、大好きなんだけどまだ勉強中のアマチュア、という設定は知らない人にも入り込み易いかもなあ、と最初は思ったんですが、これを補助する「専門家」に相当するキャラが居ないと、どこかこう空回りしちゃうのかなあ、、という気もしたり(どちらかというと、放っておけない感なのかもですが(笑))。

 恐らく専門家的なキャラとして、主人公の姉(大学生)が設定されているんですけど、優しく見守る姉さん的な要素の方が強くて、解説をバリバリしてくれるタイプではなく、どうしても何か物足りなかったりとか(※これもあくまで個人の感想ですよっ)。。

 ネタ的にも、生物屋さんに対しては内輪受けしそうな内容(=一般向けには微妙?)が、2巻はちょっと多かったですね。

 パワーポイントで学会発表原稿作るとか、大学生、研究者、アマチュアさんであれば、「ああ、あれ大変なんだよなあ、、」と、あるあるネタとして共感できて楽しめますが(私も含めて!)、予備知識も何もない人が、アレを見てどう感じるんでしょうね?

 「なんか知らない、触れてはいけない世界、、、」って感じちゃうかもなあ、と(まあ、そういう世界だということは間違いないんですが(笑))。

 あと一番このネタは、、と思ったのは、踏んじゃったネタでのカニの研究ですね。あれはあれで、結構力を入れてドラマとしての構成も考え、描かれたことが伝わってくるんですが、ネタばらしとしての「ノートに付けたカニの研究内容」とその言葉の解説が、一般向けに考えると、予備知識がない人には、突然ハシゴを外された感が強かったんじゃないかなあと。。

 どう描けばいいのかとか、そういうことを指南するのもアレなんですが(好き勝手書いてすみません、、、)、もっと「ビジュアル」で判るように描いたら良かったのになあ、と思ったんです。
 
 ・カニは結構水辺から離れる事がある、という話なら、そんな絵を入れるとか?

 ・種類によっての違いがあるか調べる、という話であれば、地図上にプロットした
  絵を入れて、分布を調べてるんだよ、って判るようにした方がよかったかも?

 これ、ある意味では学会のポスター発表とか、それに近い話だと思うんです。。

 こういうネタが描ける知識があるなら、発表した経験の有無はわかりませんけど、身近で見たことは必ずあるはず。「自分の狭い専門分野以外興味がない多くの”研究者”」に、自分の研究内容について興味を持って貰うには、そういう「プレゼン能力」がとても重要で、必須の要素なんです。
 それは、漫画自体にも応用ができるんじゃないかなあ、と思ったりもするんです。。

 どちらかというとプレゼンとして捉えてしまってますんで、本来、漫画にああしろこうしろ、というのはおこがましいんですが(ホントご免なさい)、もしこれが専門委員会とか、学会とかへのプレゼン資料だというなら、こう直した方がいいじゃないかな?と、つい思っちゃうんですよ。。

 まあ、あとはドラマとしてのラブコメの面白さかなあと。

 ほぼ主人公以外に女性キャラしか出てこない、そして主人公を取り合う、<ハーレム系>構成のラブコメで、漫画としては普通によくある設定なんですけど、個人的に思うのは、何で主人公の強力なライバルである”生物の知識が豊富な男性キャラ”を出してないんだろうなあ?」、というのがありまして。。

 アマチュアなヒロインが惹かれる要素満載ですし、マニアックな解説もさせられるキャラとしても重要な立ち位置が取れますし、ラブコメ漫画としても面白くなるんじゃないかなあ、と思ったりとか。。

 ただ、もしかしたらこれは、当然の如く3巻以降で、そういうキャラの登場は計画されていたのかもしれませんので、時間だけが無かったのかもしれませんけどね(そういう意味では、本当に余計なお世話です(汗))。

 コアなファンも付いているようなので、この作品、私はまだまだ続けていったら面白いんじゃないかなあと思ったりします。

 水モノを扱った時点で、「特別採補許可」という超面倒くさい要素が加わるので、他の自然・生物ものに比べると、真面目に描こうとすればする程、ハードルが高くなってしまうんですけど(そこだけ、題材として扱うのは大変なのによく描くなあ、と最初思っていました)、この水辺の、調べれば調べるほど面白い、そういう世界の内容をどんどん紹介してくれる漫画として、どこかで続けて欲しい気がとてもいたします。。
  

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2017/04/14

関口太郎 「東京のらぼう」 1巻 角川コミックス・エース 角川書店

 東京の秘境(違)、あきる野市に移住した漫画家一家(夫婦+姉+弟+妹)の田舎暮らしの日常を描いた、プチアウトドア作品です。

 東京の秘境と書きましたが、本気で秘境なのはその西隣の「檜原村」です。何が秘境って、電車(五日市線)は、あきる野市までしかありません。その先はバスのみ。そこは行けば判りますが、東京都と言われてもにわかに信じ難い、いきなり長野の山奥みたいな雰囲気の場所になっているんですね。

 あきる野市は、その檜原村の入口にあたります。北は青梅市、南は八王子市と、それなりには田舎ながら都会に挟まれた丘陵地に相当しますが、それなりには平地があるので住宅地もありながら、やはり交通の便が微妙に微妙、、、なので、東京のベッドタウンというには少し何かが足りない、そんな秘境と都会の中間点にある街だと思ったらいいんじゃないでしょうか。

 住んでるわけではないので、ちょっとうまく説明しにくいですが、、、まあ大雪が降った場合に2~3日は除雪が来なかった、と嘆いていた知人(あきる野市在住)が言っていましたので、まあそんなところです(ちなみに知人宅には、キツネやタヌキが出没するそうで、調査に使う自動撮影装置の動作テストが捗ると言っていたような)。

 脱線しましたが、そんなあきる野市の界隈であれば、ちょっと動けば動植物が豊富な小川や水田、そして林などが沢山あると思います(まあ、案外植林地も多いんですけどね。あの辺りの山は)。一応それなりに開けていながら、ちょっと脚を伸ばすだけでアウトドア&自然を満喫できる、そんな日常生活を描いているのがこの作品。

 ある意味、自然にちょっと憧れた、けど都会の生活も完全には捨てきれない(というか漫画描くのが職業ですが(笑))、そんな感じの立ち位置なので、若干自然の知識などは初心者感がありますが、そういうところから素直に自然遊びを楽しむ、というスタンスでいいんじゃないでしょうかね。

 まあ、小さい子供に自然を守らなきゃとか、そんな話をしたってつまらないと無視されるだけです。そういうのは抜きにして、いろいろ捕まえて、いろいろ見て、いろいろ遊ぶのがいいと思うんですね。そういう意味では、自然がどうこうというより、子供を育てる環境としては、とても理想的でいいなあと思ったりもします。

 ある意味では、現代の人には丁度いい距離感で、自然を楽しんでるなあと思ったりします。

 ただ一つだけ。。この作品では全然気にならなかった部分ですが、こういう作品は本の知識とかではなく、実体験を主体に描くことを念頭に入れて戴きたいなあという希望です。「とりぱん」もそういう「自分で見たこと」を主体に描いている作品なので、デフォルメされていようが知識が乏しかろうが(笑)、多少擬人化しようが、実際に見ている行動を描いているので、あまり違和感はないんですね。
 これを実際には見ていないで、図鑑の内容やちょっと検索したネットの内容、チラ見したテレビの内容を元にしていろいろと描くと、何かしら間違った描写をしてしまうことがあり、違和感を生んでしまいます。。

 そういう「漫画の中の違和感のある生物の描写」については、また改めて書こうかと思います。

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2017/04/07

馬場民雄 「ベランダビオトープ」 全1巻 ヤングアニマルコミックス 白泉社

 仕事の合間にベランダに水辺を作り、ビオトープを楽しむというマンガエッセイです。

 ふとしたキッカケでベランダにたらいを置き、色々な水の生き物を入れて飼育を楽しむ、そういう作品ですが、読んでいたら私が池でやっていることと、殆ど同じ道のりを辿っているんだなあと(笑)。

 外来種はどうかとか色々と問題は勿論あるんですが、私はクローズドな環境で何を飼おうと、別にいいんじゃないかしら派です。水槽で熱帯魚を飼うのと、ある意味同じだろうと思っているので(但し、それを野外の野山や川に放すのは絶対駄目ですからっ!) 。

 ちなみに、うちの池も何だかんだ言いながら、外来種だらけです。自分で採取といっても、少なくとも県をまたいで探しに行かないと、水中生物は都区内にはもう残っていないと言っていいでしょう(自力で移動する昆虫類以外は)。

 いろいろな生き物を狭い生態系(ビオトープ)に投入し、小さな循環サイクルを作りつつ、その中で異常に増える阻害要素(アオミドロやサカマキガイ、そして富栄養化の元凶キンギョ)と日々戦う、仕事の合間に作業しつつ、そんな小さな世界に癒やされる、そういう日々を綴った作品です。

 どちらかというと自然派というよりは、水槽飼育などに興味がある人の方が、「水モノ飼育あるある」を楽しめるかもしれないですね。

 「虹色ラーメン」と「麺屋台ロード ナルトヤ!」は全巻持っていますが、最近は仕事が少なかったんですね。。あまり見かけないと思ったら(爆)。なんか、仕事が減ったので仕事場を移動する、というくだりは、本の内容とは全く別の話として、なんだか寂しくもなったりしました。。

 中堅どころの漫画家さん、雑誌では見かけなくなってもマンガを描いている人はいます。けど、コミケ等に行かないと(直接会えるというメリットはあるものの)新作も読めない、というのは寂しい限りです。。

 この作品もネット連載だったようですが、そういう機会でもいいので連載が増え、そして単行本化までしてくれればいいなあと思ったりする昨今です。。
  

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2017/03/28

ごまきち 「鷹の師匠、狩りのお時間です!」 1巻 星海社COMICS 講談社

 これは現代の鷹匠の物語といえば、まさにその通りのお話なんですが、他の鳥作品と一線を画するのは、作者本人が<鷹匠>であるということです。

 そして内容は半端ないです!!

 最初、タイトルを見てから、鷹匠と猛禽類を題材にした4コマコメディ漫画かな?と思って読み始めましたが、実はタイトル自体に重い意味が込められているのですね。。

 内容の半端なさは、その経験に基づく知識と、猛禽類という人間とは全く異なる生物と共同作業を行い、向き合う姿勢に表れています。タイトルの通り、タカと人間の関係は信頼関係もさることながら、外側から見ているのと違う、<主従関係が逆>に近いものであることが、読みながら理解していくことができます。

 動物やペットであるなら、犬と人間の関係が一般化し過ぎて、人間がヒエラルキーのピラミッドの上位に位置する、という思い込みというか<刷り込み>がある気がするんですね。

 しかし、鳥の場合には全く異なる訳です。基本的に猛禽類は単独行動ですし、群れといってもリーダーが居るわけではなく、実は結構バラバラだったりと、違うのが当然なんですが、どうも<飼う>という行為が身近な体験から一般的に認知されているなあ、、と思ったりしました。

 鷹匠の場合、人間は鷹のための”発射台”に徹する、いかに狩りがし易いよう、タイミングや獲物の状況もよく見極め、タカの反応を見ながら”合わせ”る、、、という事になるそうですが、本当にドキュメント番組を見る以上に、リアリティーをもって描かれているんですね。。

 絵柄はシンプルな4コマ系の絵柄ですし、緻密に描き込まれている訳ではないんですが(けど鳥の絵はどれもやはり上手い。特にバランスが)、飼っている猛禽の描写や行動、そして習性、彼らとの付き合い方、そして獲物tとなるキジやカモ類の性質や特徴、行動特性など、一応、鳥の調査をしている人間から見ても、「え、そんな違いがあるの!?」とか「おお、ここまで描くのか!」とか「やはり自分で触ってると違うよな。。」とか、驚愕と感心の繰り返しでした。

 本当に勉強になるというか、聞いてビックリな内容がさりげなくてんこ盛りでした。。オオタカとハヤブサの狩りの行動の違いは、それなりに結構な時間、観察もしていましたし知っていると思い込んでいましたが、嘴の形状がそれぞれ微妙に違い、そこには狩猟方法に基づく合理的な理由がある、というのをサラッと1コマで描かれていて、本当に目からウロコでした・・・。勉強になりました。

 何より、野生動物の保護施設(アニマル病院)への手伝いに行った際、保護されたオオタカの胸部や腹部の肉の付き方を触りながら、遺伝的に野生のオオタカでありながら、それが巣などから違法に捕獲されて飼育された個体だと見抜いたあたり、本気で猛禽類と付き合い、対峙し、観察しているからこそ判る、本物の”プロ”なのだなあと、ある意味では畏怖すら感じたりしました。。

 取材してというのではなく、自ら師匠について学び経験したことを描いていくわけですけど、鳥を題材にした漫画というのも色々とありますが、とにかく自分で観察した内容を描くということに勝るものはないなあ、、、と改めて思いました。

 勿論、鷹匠について本気で取材し、もの凄いリアリティーと共に描いた作品は、他にも無いわけではなりません。矢口高雄の「イワナの恩返し」の中に、オオタカでもハヤブサでもなく、クマタカを用いた、スポーツ的な鷹狩り(オオタカ)とはまた違う、”生活のための鷹匠”についての物語が描かれています。

 これがまた野生のクマタカを捕まえる所から何ヶ月もかけて訓練するところまで、実に丹念に時間をかけて行う姿が描かれている秀作です(但し、現在は種の保存法などもありますので、クマタカを使った鷹狩りは、もう行われていないですけどね。。)。

 他にも未読ですが、「はばたけ!太郎丸」もクマタカ(角鷹)を使う鷹匠を描いた作品です(これは電子書籍で読めるみたいですね)。


 脱線しましたが、とにかく4コマで少しコメディタッチで描かれているこの作品ですが、実は内容は半端ない、ということで。
 けど、マニアな人にしかその凄さは伝わらない、、、のかもしれませんね。。。
 漫画として面白いか、というよりも、コミックエッセイ的な作品と割り切った方がいいかもです(と予防線)。

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2016/12/22

島崎無印 「オークは望まない」 全1巻 ジーンピクシブシリーズ 角川書店

 兵士に追い詰められた一人の少女を、通りがかりのオークが助け、そこから2人の逃避行が始まります。  人に追われる少女には、大きな声では言えない秘密があり、それはそのオークの故郷を奪うことになった原因でもあったと。。

 ある意味では人間の都合で「悪」とされてしまった、ファンタジー世界の住人達が、住み処を追われながらも逞しく生活している、そんな感じの作品でしょうか。

 いや、もっと露骨に人間を<悪>として描かれているといっても過言ではないかなあ。小人達やオークは、森の奥に逃げ込み細々と生活し、実際には悪さもしていないのに、それを色んな理由を付けて討伐にやってくる人間、、という図式ですね。

 ある意味では、追われる人外の彼らは、害虫・害獣扱いして駆除されようとする生き物達の代弁のような気もしますね。全ては<人間側だけの都合>で悪者にされていくと。。そう、”魔女”もそういう存在です。

 前作の「怪獣の飼育委員」でも、忌み嫌われるべき怪獣を、一部の人間だけですがコントロールが可能な”動物”として描くなど、少し斜めな視点から常識を疑ってみる、という感じのスタンスで描いているようですが、この作品もそんな感じですね。

 まあ勿論、そういう視点で描かれている作品は外にも沢山ありますが、ここにどこかこう”ほのぼの感”が味付けとして加わっているのと、ストーリー自体も複雑にし過ぎず、ある意味では言いたいことや伝えたいことを、婉曲的でもストレートに伝えようとしている、そんな感じを受けるんですね。そこが持ち味じゃないのかなあと。

 全1巻とは書きましたが、もしかしたら続編は描かれるのかもしれません(若干、中途半端な終わり方ですから)。これから続く二人の旅の行く末を、もう少し読んでみたいですね。。

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2016/12/13

伊藤正臣 「人魚姫の水族館」 1巻 ヤングアニマルコミックス 白泉社

 水族館を舞台にした飼育員の奮闘記・・・・と思いきや、実はベクトルがかなり異なる作品です。
 叔父の働く水族館に入ることができた元女子高生。館長であった叔父が、ある日突然失踪します。イルカ一匹と共に。

 遺言のように現れた叔父の息子、つまり”いとこ”に当たる少年ですが、そもそも叔父が結婚なんてしていることすら誰一人知らず、自称「引きこもり」なその少年も、おおよそ社会経験が皆無という雰囲気の問題児。

 館長である叔父の指示しか聞くことがなかったイルカショーの開催に向けて、月夜に途方に暮れるヒロインの前で、少年の秘密と叔父の行方が明らかに。。

 一応、ファンタジー・・・という枠組みにしたいようですけど、よく考えるとこのシチュエーション、絵柄が普通なので気にならないものの、絵柄を楳図かずおにしたら立派なホラーかオカルトです(爆)。
 そんなエグいシチュエーションなのに、「漫画とかアニメとかでファンタジー耐性はあるっ!」という超強引に<全て受け入れました!>なヒロインのお陰で、物語は水族館の存続危機回避のため、イルカショーの開催に向けた訓練へと突き進みます。

 この強引(笑)なシチュエーションをある意味消化(?)したあとは、結構真面目な動物とのコミュニケーションの難しさ、そしてそれを紐解く鍵に向かって、挫折しながらも諦めず、取り組む飼育員の物語となっていきます。

 この辺の描き方が疎かだと、ただのファンタジー作品にしかならないですし、逆に飼育員と動物(イルカ)とのコミュニケーションを手探りに描くだけだと、ただの苦労話と飼育員同士の交流の話にしかならないかなあと(勿論、それでもよいのですが)。

 水族館の飼育員ではなく、「水族館プロデューサー」の肩書きの中村元氏が監修に入っているのは、ただ単に水族館の物語を描くのではなく、エンターテイメント性も交えて水族館を運営する上での苦労、そして努力などを描いていきたい、ということじゃないでしょうかね(あくまで私が想像しただけですけど)。

 水族館とその飼育員を題材とした漫画は色々ありますけど、どこかで何というかドキュメンタリー的な感じにまとまってしまったり、動物との愛情やコミュニケーション等も、人間側の一方的な思い込みとの境界が判りにくい(表現しにくい)という壁にぶち当たることもあります。

 けど、イルカとある意味、言葉で<コミュニケーション>できるというファンタジーなシチュエーションの中で、失敗や挫折を繰り返しながらも逆境を克服していこうとするヒロインを描くことで、ドキュメンタリー感はかなり薄れ、ダイレクトに人間対動物の物語として、面白く描けているんじゃないかなあと思ったり。

  

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2016/10/12

せきはん 「のーどうでいず」 1巻 アーススターコミックス 奉文堂

 田舎の水路の生き物を追いかけて田園風景を満喫する、そんなのどかな女子中高生の日常を描いた作品です。

 基本的には一番年長のお姉さん(生物部らしい)が、子分よろしく妹&道ばたで出会った中学生の女子を巻き込み、生物採取したり、ちょっと遊びに行ったりと、ほんとに埼玉の田舎の日常(?)を描いたような作品です。

 ほのぼのと、そしてゆっくりと楽しむ田園アウトドアライフ?

 全ページフルカラーで、パステルカラーで描かれる作品は雰囲気よく、、、というか、これで今は800円で出せるんですね。技術の進歩というか、時代の進歩というか。。まあ、スマホでカラーで読めちゃう訳ですから、単行本を白黒って訳にもいかないですよね。

 作中で「許可を取ってます」というくだりがありますが、ここをちょっとだけ補足しておきます(要らん豆知識ですが(汗))。

 川で生き物を捕る場合、まあ個人で飼育目的でという場合には見逃されるかもですが、正しくは「特別採捕許可」という許可を各県から出してもらう必要があります。埼玉県の場合には、ここで手続き方法の確認ができます。
 って、、メッチャ面倒そうですが(いや、ホントに面倒なんですが)、ざっくり言うと「①捕獲する場所の漁協の同意書をもらう(案外小さな川でも漁業権が設定されていたりします。水路だと無い場合もありますが、念のため近くの漁協に行く方が無難)」「②どういう道具でいつからどんだけ取るかとか申請する(実施計画書)」「③仕事として調査をする場合には、その契約書の写しも添付」という感じです。

 まあ、小川なら近くの各漁協に行けば、調査だったら同意書はすぐ書いて貰えるでしょう(どちらかというと文面作ってサイン&漁協印を押して貰う感じ)。あとは担当の県の窓口に行くだけですが、郵送可のところもあります。

 この辺り、結構よく押さえてあるなあと思ったり。

 ただ、この作品のさわりは、「グッバイエバーグリーン」の巻末にオマケとして入っていたんですが、その時からどうしても気になる事が。。といっても、繰り返しになっちゃうんですけど、冒頭のタナゴリストですね。

 「タイリクバラタナゴ」がリスト上で一等探したいものに花丸付きで挙がっています。

 考え方は色々あるんですが、タイリクバラタナゴは外来種。正確には「要注意外来生物」です。
 在来種の「ニッポンバラタナゴ」と交雑してしまい(純血のものは、絶滅に近いです)、もう全国に分布してしまっているので、特定外来生物には指定されてませんし、場所によってはオオクチバスなどに捕食されて、数も減らしつつあるんですが、、、

 野外でこれを見つける事に情熱を燃やすというのが、ちょっと解せないだけなんです(釣り好きではなく、生物部という範疇なので)。単に色が綺麗だから、って理由なのかしら?

 在来のタナゴは他にも作中に出てきますが、ヤリタナゴなど沢山の種類がまだまだいます。タイリクバラタナゴは、これらの生息場所を奪ってしまう場合も多いので、本来はあまり歓迎されない気もしています。

 ただ、場所によってはもう定着してしまっているしということと、「見た目が綺麗」というこで、保護をしている場所もあるらしいので。。まあ、単純に「外来種だから悪!とも言い切れないよ!」、と考える人もいるので、複雑なんですよね。

 アメリカザリガニなんかでも同じことを言う人はいます。昔からザリガニ釣りなんて普通にやってたんだから、外来種じゃなくてもう日本の動物!と(実態は、水草から他の水辺の小動物・昆虫を食べ尽くして単純化してしまう元凶なんですが、いまのお父さん世代が子供の頃には、アメリカザリガニに在来種が駆逐されたあとだったので、それが認識しづらいのですよね)。

 まあ、こんなことで引っかかるのは私くらいなのかもしれませんけど、作中ではそこまで深刻には扱わない方向なのかなあ?と、ちと考えただけでして。

 まあ、あまり深いところは気にせずに、自然と戯れながら田舎生活を楽しむ、そんな少女達を眺めているだけでも楽しい作品でもあります。

  

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2016/10/11

鯨川リョウ 「秘密のレプタイルズ」 1巻 裏少年サンデーコミックス 小学館

 爬虫類とか両生類とか、そんな新興ペットブームを紹介するかのような、ラブコメ(?)作品です。

 ペットショップに勤めながらも、完全に両生爬虫類以外は触るのも駄目みたいな爬虫類LOVEな”個性的な”女性店員と、荒んだ心の癒やしを求めてペットショップにふらっと訪れたサラリーマン(男性)。お店で出会ってしまったからさー大変。サラリーマンは布教活動の餌食に。。(※誇張が入っています)。

 最初は勢いで推されたのもありますが、手に載せてもらったトカゲの可愛さに撃ち抜かれ、ついつい飼うことになってしまったわけですが、なんと実はその店員さんとは御近所ということが判明。そして飼育水槽のセッティングから何から、その布教活動から逃れる術はなく、、、(※かなり誇張が入っています)。

 なお、爬虫類好き女子というと、かなり変わった娘という印象を一寸持たれるかもしれませんが(漫画だとそういうキャラとして描かれがちですが)、この作品ではごく普通の(毛が生えてない)動物が好きな、(ちょっと変わってるけど)燃えると熱いOLとして描かれています。ペットショップの女性先輩もキャラとしていい味出していますね。

 最近の傾向として、こういうディープな(というと失礼かもですが)趣味をとことん掘り下げる、という漫画も増えてきましたね。

 この作品の場合、各種の飼育方法の蘊蓄ページに丸々1ページを割くという大盤振る舞いです(笑)。けどこれ、このスタイルの方がかえっていいんじゃないですかね。マニアックな説明というのも、やはりあった方が面白いですし、「へー。」という事も結構あります。ここをあまりいい加減に描いてしまったり、おざなりな説明で終わってしまうとリアリティーが無くなります。
 とはいえ、物語の中であまり詳しく飼育方法をベラベラ説明するように描いてしまうと、ストーリー的な部分で「どっちがメイン?」という感じで、無理が生じやすい気もするんですね(かなり丁寧にそういう部分に気を遣わないと)。

 かえって、こういう形でコラムにまとめてしまった方が、読む方も判り易く、またストーリーの大きな妨げにもならないんじゃないでしょうかね。

 変わったペットの飼育と共に、やはり一般的ではない趣味への偏見との戦い、というものも一つのテーマになっています。

 女の子で、小動物でも昆虫好き、爬虫類好きというのは、かなり偏見を持たれてしまうのも無理はない部分はあります。まあ、実際には「思われている」だけで、周りに言えないだけで実は好きって人もかなりいると私は思うんですが(まあ、生物系の女子なら(以下略))、なかなかカミングアウトも出来ないと思うんです。

 前にも書きましたが、小学校低学年くらいだと、女の子でも本当に触ることに何の躊躇もなく、ダンゴムシだろうがクモだろうがヤスデだろうが突っついてキャーキャー喜んでいるわけです(うちの庭で遊ばせてみた経験談)。どこかで何かスイッチが入って、ある年齢から触れなく、触らなくなってしまうんですけど、精神的に駄目になる人の他に、他の人に合わせなきゃな、という気持ちでだんだん自分に思い込ませてる人もいるんじゃないかなと。。

 この作品では、逆にそういう抑圧があったが為に、小型哺乳類を飼育した記憶を封印してしまっていたという事例も紹介されています。自分のアイデンティティーのために、脳内でどこかスイッチが切り替わってしまう、そういう部分というのは、逆にある時期から虫も爬虫類も駄目になる、というプロセスと同じなんじゃないかしら?みたいな。

 まあ、ラブコメとしてもなかなか面白いと思いますので、あとはどこまで部屋の中に”いつの間にか”水槽が増えていくか、、、ですね。

 まだまだ隙間が空いていますしね。

 ふっふっふっふ。 (・∀・)

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2016/09/15

小原ヨシツグ 「ガタガール」 1巻 シリウスKC 講談社

 クラスメイトの気になる美少女が、実は<干潟オタク>だったということで、いつの間にやら”生物部”に入部させられ、日々ドタバタな学校生活が始まると。。

 この作者がいわゆる「生物部」経験者なのかは判らないんですが、部員のバラエティーに実にリアリティーがありますね。取材したのかもしれませんけど、なんか学生の頃を思い出してしまいました。

 私は高校生になった時、生物部に何となく入ってみたんですが、中々面白かったんですね。そこも魚好きな先輩とかもいましたが、ほぼ活動は自由にしていいということで、OBの資産というか異様に昆虫関係の標本や書籍が充実していたため、「ひとり昆虫班」を作って他の部員を巻き込んで山に採取に行ったりしていました。その時の部員の方々は、虫には興味なく超生物好きという程ではないけど、なんか合宿でも付き合いで山に行ってくれるいい人達で、(それをいいことに)随分と引き摺り回しました。。

 その頃のことが、何だかこの作品にとても被って見えるんですよね。

 生物部っていっても(私のように)変人ばかりではなく、ごくごく普通の学生さんが、何となく自然が好きだなあ位でやってる場合も多いんです。大学に行って生物部に入ったときもそう。

 冬には虫がいないので、バードウォッチングに誘って貰い(・・・それが人生を狂わせましたが(違))、その時の先輩方のカジュアルな装いに、ある意味ではカルチャーショックを受けました。今は当たり前の「ヤマガール」よりも、さらに軽装な出で立ちで、海や山に鳥を見にOG含めて女性の先輩方がやってくるんですね。それでいて、歩かせたら平気で藪だろうが何だろうが歩いてついて来ちゃうので(体力もありまくり)、それまたカルチャーショックでした。。。

 (あ、女性以外もいましたよ。・・・・・勿論・・・・・)

 そういう先輩達にも影響されて、昆虫以外の動物や植物にも一気に興味が広がり、しまいにはスキューバダイビングの免許まで取ってしまった上に・・・・動物関係の仕事にまでしてしまった訳ですけど(謎)、まさにそういう「普通にオシャレなんだけど生物部な人たち」を、漫画として描いているのが、この作品だったりします。

 マニアックとはいえ、知識・経験とも若干こころもとないヒロインと、それぞれ少しずつ興味のベクトルが違う2人の女子部員に囲まれて、干潟のスペシャリスト(?)を目指すことになるラブコメ作品です。

 最後のあとがきで、何だか予防線を張っていますけど、、、きっと<私みたいに>細かいことにツッコミ入れたがる<ハタ迷惑な人>を恐れているのかもしれませんが、、、それぞれの動物の生態とかしっかり調べて描けていると思いますですよ。
 そんなに心配するレベルじゃないと思いますけどね。作品の端節で、それがちゃんと判りますので。。。

 ラブコメとしても中々面白く描けていると思いますし、次巻以降も楽しみにしております。

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