« 緑山のぶひろ 「罠ガール」 1巻 電撃コミックスNEXT KADOKAWA | トップページ | 井上小春 「死神坊ちゃんと黒メイド 」 1巻 サンデーうぇぶりSSC 小学館 »

2018/02/02

ドリヤス工場 「テアトル最終回」 全1巻 サイコミ 講談社

 ある意味、「一発ネタ」として何かの物語の最終回から始まるというのは、とり・みきやその他の方がやられていますが、それを単行本1冊まるまる全部、オムニバス形式で「何かのお話の最終回」だけで構成するという(ありそうなお話ばかりなので、そのパロディ的な)、なんかもう吉本喜劇か何かのノリで描かれた、ある意味では実験的な凄い作品です。

 物語もSFから人情ドラマから多岐に渡り、似たようなキャラが、ちょっとずつ違った設定で繰り返し登場する「スター・システム」で構成され、延々と様々な「よくありそうなお話の最終回」が登場しますが、オチはなんだか不条理っぽいものもあり。。

 それぞれが面白いかどうかは意見も色々分かれそうですけど、この「延々と繰り返す」という吉本喜劇的なノリは、並大抵の根性とエネルギーがないと出来ないことだと思ったりします。

 ちまたで話題となった「有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。」についても、省略の仕方についての意見はあれど、3冊も続けて描き続け、クオリティーも落としていないという辺りで、その根性と注がれているエネルギーは凄まじいような気がしています。読んだことがある作品で、結構納得のいくまとめ方をされているので、未読の作品のアレンジも「ああ、こんな感じのお話なんだ」って妙に納得が出来てしまうというのは、相当大変な作業だとは思いますけど、なんか凄いなと思ってしまう次第。。

 ある意味では小ネタではあるんですが、そういうエネルギー量は、この作品からもほとばしっている気がしたりします。漫画って色んな事が出来るんですねえ。。

|

« 緑山のぶひろ 「罠ガール」 1巻 電撃コミックスNEXT KADOKAWA | トップページ | 井上小春 「死神坊ちゃんと黒メイド 」 1巻 サンデーうぇぶりSSC 小学館 »

C_ギャグ・コメディー」カテゴリの記事

C_不条理系」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21254/66334836

この記事へのトラックバック一覧です: ドリヤス工場 「テアトル最終回」 全1巻 サイコミ 講談社:

« 緑山のぶひろ 「罠ガール」 1巻 電撃コミックスNEXT KADOKAWA | トップページ | 井上小春 「死神坊ちゃんと黒メイド 」 1巻 サンデーうぇぶりSSC 小学館 »