« 佐々木順一郎 「オオカミの子」 1巻 ヤンマガKCスペシャル 講談社 | トップページ | おとうさん 「美味しい妖」 1巻 ガンガンコミックスONLINE スクウェア・エニックス »

2017/09/15

ツナミノユウ 「ふたりモノローグ」 1巻 CygameComics 講談社

 偶然となりの席になった女子高生ふたり。ある日、大人しそうな彼女は、隣に座っているのが小学生の頃に友達になった、そして行き違いで別れ別れになった、そんな幼なじみだったことに気がつきます。そしてもう一人の金髪女子高生の方は、実はとうの昔にそれに気がついていたわけですが。。

 自分の想っていること、考えていることを素直に相手に伝えられない、タイプはまったく違うけど、そんな二人がすれ違いながらも必死にキャッチボールを繰り返し、それを各々のモノローグで綴っていくという、そんなコメディー作品です。

 やはりこの「心の中で思っていること」を、判り易く書き文字にするセンスは抜群かもしれません(笑)。この辺りは「つまさきおとしと私」で、そのセンスを発揮しまくっていましたが。そしていざ、心の中で思っていることを口に出したり態度に出そうとする時、人は本当に不器用で、相手に自分の意図を正しく伝えることは難しいと(笑)。

 ある意味、退いては押してという感じで、二人の距離感はすれ違いながらも伸びたり縮んだり忙しないんですが、いわゆる「あるある感」を醸し出し、笑わせてくれるんですけど、結構考えさせられるところも散りばめてあったりします。

 友達と喧嘩別れしたり、些細なことで言い合いになったり。そんな経験は誰にでもあるわけですが、相手の意図は実は違うところにあるけど、それが相手も下手だから伝わらない、、そして自分もそれを汲み取れず、または大きく誤解しながら受け取ったり。。

 本当に日常的に、こんな事を繰り返して学生時代を過ごしたかもなあ、と思ったりします。そう思いながら、彼女たちのギクシャクしたやり取りを読んでいると、誤解もしながら、そして意図も実は分かってないながらも(笑)、それぞれの考えで一生懸命、相手の考えていそうなことを想像し、まあ結果的にかなりすれ違っちゃうんですが(笑)、その努力は諦めない。そういう辺り、ちょっと健気でいいなあ、と思ったりもしました。

 まあ、吉本新喜劇ではありませんが、妄想を膨らませながらお約束のようにすれ違い続ける二人を、生暖かく見守りながら笑わせて貰う、そんな作品じゃないかなあと思います。

|

« 佐々木順一郎 「オオカミの子」 1巻 ヤンマガKCスペシャル 講談社 | トップページ | おとうさん 「美味しい妖」 1巻 ガンガンコミックスONLINE スクウェア・エニックス »

C_ギャグ・コメディー」カテゴリの記事

C_学園もの」カテゴリの記事

C_日常系」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21254/65793156

この記事へのトラックバック一覧です: ツナミノユウ 「ふたりモノローグ」 1巻 CygameComics 講談社:

« 佐々木順一郎 「オオカミの子」 1巻 ヤンマガKCスペシャル 講談社 | トップページ | おとうさん 「美味しい妖」 1巻 ガンガンコミックスONLINE スクウェア・エニックス »