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2017/04/14

関口太郎 「東京のらぼう」 1巻 角川コミックス・エース 角川書店

 東京の秘境(違)、あきる野市に移住した漫画家一家(夫婦+姉+弟+妹)の田舎暮らしの日常を描いた、プチアウトドア作品です。

 東京の秘境と書きましたが、本気で秘境なのはその西隣の「檜原村」です。何が秘境って、電車(五日市線)は、あきる野市までしかありません。その先はバスのみ。そこは行けば判りますが、東京都と言われてもにわかに信じ難い、いきなり長野の山奥みたいな雰囲気の場所になっているんですね。

 あきる野市は、その檜原村の入口にあたります。北は青梅市、南は八王子市と、それなりには田舎ながら都会に挟まれた丘陵地に相当しますが、それなりには平地があるので住宅地もありながら、やはり交通の便が微妙に微妙、、、なので、東京のベッドタウンというには少し何かが足りない、そんな秘境と都会の中間点にある街だと思ったらいいんじゃないでしょうか。

 住んでるわけではないので、ちょっとうまく説明しにくいですが、、、まあ大雪が降った場合に2~3日は除雪が来なかった、と嘆いていた知人(あきる野市在住)が言っていましたので、まあそんなところです(ちなみに知人宅には、キツネやタヌキが出没するそうで、調査に使う自動撮影装置の動作テストが捗ると言っていたような)。

 脱線しましたが、そんなあきる野市の界隈であれば、ちょっと動けば動植物が豊富な小川や水田、そして林などが沢山あると思います(まあ、案外植林地も多いんですけどね。あの辺りの山は)。一応それなりに開けていながら、ちょっと脚を伸ばすだけでアウトドア&自然を満喫できる、そんな日常生活を描いているのがこの作品。

 ある意味、自然にちょっと憧れた、けど都会の生活も完全には捨てきれない(というか漫画描くのが職業ですが(笑))、そんな感じの立ち位置なので、若干自然の知識などは初心者感がありますが、そういうところから素直に自然遊びを楽しむ、というスタンスでいいんじゃないでしょうかね。

 まあ、小さい子供に自然を守らなきゃとか、そんな話をしたってつまらないと無視されるだけです。そういうのは抜きにして、いろいろ捕まえて、いろいろ見て、いろいろ遊ぶのがいいと思うんですね。そういう意味では、自然がどうこうというより、子供を育てる環境としては、とても理想的でいいなあと思ったりもします。

 ある意味では、現代の人には丁度いい距離感で、自然を楽しんでるなあと思ったりします。

 ただ一つだけ。。この作品では全然気にならなかった部分ですが、こういう作品は本の知識とかではなく、実体験を主体に描くことを念頭に入れて戴きたいなあという希望です。「とりぱん」もそういう「自分で見たこと」を主体に描いている作品なので、デフォルメされていようが知識が乏しかろうが(笑)、多少擬人化しようが、実際に見ている行動を描いているので、あまり違和感はないんですね。
 これを実際には見ていないで、図鑑の内容やちょっと検索したネットの内容、チラ見したテレビの内容を元にしていろいろと描くと、何かしら間違った描写をしてしまうことがあり、違和感を生んでしまいます。。

 そういう「漫画の中の違和感のある生物の描写」については、また改めて書こうかと思います。

  

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