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2016/12/21

藤栄道彦 「妖怪の飼育員さん」 2巻 BUNCH COMICS 新潮社

 様々な妖怪を集めた動物園ならぬ「妖怪園」のようなものがあったとしたら。。

 そんな妖怪園の一つである「西東京妖怪公園」に就職した新人飼育員の奮闘を描いた作品です。

 妖怪物も色々とありますが、切り口が結構面白いんですね。妖怪といっても知能が高い、低いという区別は存在します。それについては切り分け、知能の低い、本能に従ってしか動かない小さな妖怪などは動物扱いで、生息に適した環境を再現して「飼育」となり、知能が高い妖怪については、展示に協力して貰うということで「契約」して居てもらう、というスタンスでのお付き合いとなっています。

 まあ、性質からして気難しい所も多々ある妖怪も多いですが、そこはそれに応じて対応し(時に失敗しまくり)、そんな感じで色々な妖怪が、色々なトーンで描かれて行きます。

 現在の生活風習には合わない妖怪などは「絶滅危惧種」扱いとなり、生活様式を園内に再現することで保全したり、生理的要求(?)を満たすために、あれやこれやと工夫をしてあげるという、そんな感じですね。

 ちなみに当然ですが海外の妖怪、怪物等も登場します。この2巻ではケンタウロスが登場していますが、海外にも同様の施設があるという設定で、自分の意志で引っ越してきたことになっています。

 妖怪が大暴れして大災害、というような描き方ではなく、ある種の<生物>、または<特殊な趣味趣向を持っている人>というような形で描かれていますので、なかなかホノボノとしたコント&落語的な趣のあるコメディー作品になっています。

 こういう妖怪の描き方も、面白いですねえ。

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