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2016/11/11

甘詰留太 「いちきゅーきゅーぺけ」 全3巻 ジェッツコミックス 白泉社

 懐かしいというと歳がバレますが(って、とっくにバレてるか(汗))、いわゆる1990年代のオタク事情を、当時の大学生の漫研部員の視点から描いた”想い出漫画”といった感じでしょうか。

 逆に、その時代の「オタク事情」にあまり興味がないと、「???」で終わってしまう可能性もありますが。。
 平成生まれの人達が読んでも、楽しめるのかな?
 昔の風情を感じられるという部分では、面白いかもしれませんが、何かピンと来ない人もいるかもなあ。。

 私は恐らく80年代あたりから"同人”に関わっていたりしましたが(晴海時代も、何回かコミケに足を運んでいました(参加側で))、社会人になってからの方が、より漫画を読んでいたりしたので(こらこら)、この作品の舞台である90年代の方が、何かしっくり馴染む感じがします。

 ※ちなみに社会人になってから、またコミケに行くようになったのは、2000年代でしょうかね(80年代に活躍されていた方で、商業誌で見られなくなってしまったんですが、コミケには参加されている方が結構いたので。その辺の話は、旧ブログあたりにもどこかに書いてあるかな?)。

 作品自体は、サークルを通じての人間模様とゆーか、恐らく実体験に基づいた”楽しい毎日”と、コミケの入稿〆切りまでの”苦しい土俵際”まで、そして<同人デビュー>という、そんな苦しくも楽しい「お祭りな日々」を、懐かしいアイテムを散りばめながら描いています。

 ゲームはあまりやらないんですけど、3巻あたりで出てくるセガ・サターンとかあったよなあとか。。

 90年代は、バブルが弾けた頃からその後の、ある意味では少し消沈ムードも漂う時代でもありました。
 まさにそういう世間が暗くなりかけた時代に、楽しいことをやろうということで集まった人々のエネルギーは、弾けるまではいきませんけど、「まだまだ負けないぜ!」的な雰囲気もあったかなあ、と思います。
 悪く言えば、現実逃避な部分もあったのかもしれませんが。。

 恐らく作者も、その後は苦労されたのだと思います(成人系ではかなり成功し、そして青年誌方面でも今、それなりのポジションを占めていらっしゃいますが)。

 大学卒業後を描いてしまうと、、、現実的な社会との戦いとなってかなり大変かもしれませんが(汗)、そこも読んでみたいなあ、という気も少ししてみたり。。ただ、ちょっとリアルになり過ぎちゃうかな。。
 懐かしいアイテムを散りばめながら、それなりに楽しく描けて読めるのは、このくらいまででしょうかね。

 とりあえず、昔の記憶を色々と呼び覚ましてもらえた、ある意味ではノスタルジックな作品でした。

 ※ああ。。そういえば「アオイホノオ」は実は私、読んでないんですよね(汗)。なんかこれもキッカケなので、読もうかなあ。

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