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2016/10/31

高田慎一郎 「放課後アサルト×ガールズ」 2巻 メテオCOMICS ほるぷ社

 これはタイトルと表紙だけを見てしまうと「女子高生のサバゲ漫画?」と思ってしまうかもしれませんが、中身は全然違います。

 とある少女と出会うことで異世界に飛ばされてしまった女子高生達が、群れで襲ってくる兵士(ゾンビ?)と無理矢理戦う事になってしまう、そんなミリタリー・サバイバルといったところでしょうかね。。

 敵の弾に当たると「命(ライフ)」が減る(一定時間で回復?)や、兵士としての職種(突撃兵や狙撃兵、看護兵など)を選べ、”変身”ができるという、いわゆるゲーム的な要素もありつつ、楽しく戦うよりも、どこか死の恐怖を感じつつ、生き残る為にどうするか葛藤する、というような要素もあります。

 そして、転送されてきた少女達(数十人規模)が、誰もが積極的に戦おうという意志がある訳ではなく、人の形をしたものを撃ち倒すことに抵抗や躊躇を憶える女子の方が多いという(そりゃそうだ)、そんな群像的な作りになっています。

 前作の「少女政府 ベルガモット・ドミニオンズ」でも、小人の国に転送された少女達が、大統領から大蔵大臣、防衛大臣などなど、数々の役割を自分らで決めながら、迫りくる(あまり危機感があるんだかないんだか解らない)敵国と対峙しながら、法律を作ったり、お金を発行したり、選挙をしたり、そして防衛のために戦ったりといったような<国作り>をする、というお話を描いていました。

 今回はもう少しシンプルに、「軍隊組織」という限られたシチュエーションに絞って、似たようなベクトルで作品作りがされているのかな、と思います。

 ただ、「少女政府」と違うのは、状況がシンプルな上に<シリアス>であるということ。敵の正体は今ひとつ把握しにくいものの、定期的に襲ってくるので、考えてるヒマはなく、生き延びる為にはそれを振り払うしかありません。彼女達を異世界に引き込んだ(巻き込んだ?)少女も、頼りになるんだかならないんだか、謎も多くて関係も微妙ですけど、目的は何だと言ってられない状況に陥っているのも確か。

 「少女政府」 が若干、のほほんとした雰囲気すぎな感じもしていたので(あれもあれで嫌いじゃないんですが)、こういうシリアスな方向性の方が、個人的には好きだったりします。

 数十人のうち、軍人への変身を許諾しているのはまだ数人。これから、どんな役割が増えていき、ドラマが展開していくんでしょうねえ。

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