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2016/09/14

松本藍 「ちん×ぱら」 全2巻 アフタヌーンKC 講談社

  犬猫だけではなく、爬虫類から家畜から昆虫まで、ありとあらゆるペットを扱う動物病院に赴任した、新人青年医師の奮闘記、という感じなんですが。。。

 感じなんですが、というのも、何というんですか。爬虫類が全然駄目な主人公に、タランチュラが好きな医院長さん、といったところまでは設定として普通な部分。いろんな動物が担ぎ込まれ、扱う動物も珍獣ばかり、 あれこれと右往左往というのもセオリー通りなんですが、やはり何というか、表紙にもなっている北村先生がインパクトが強烈過ぎて、動物病院ネタな本筋部分がなんとゆーか頭に入ってこないとゆーか(笑)。

 どう表現したらいいか判らないんですが、例えばですが保険の説明を受けているとして、説明してくれてる人がビキニで目の前に座っていたら、なんだか説明が頭に入らないぞ、みたいな?
 或いは美味しい珈琲なんだけど、カウンターの向こうのオーナーが短パンだけでポージングしてこちら見てるので、なんだか味が判らないぞ、みたいな?
 或いはまわしを(以下自粛

 とにかく新人に厳しく教育的指導をする先生のフェチの方向が、動物病院のお話なのに、動物とは全然違うベクトルに超強烈に向いているものですから、何だかどっちが主題なのか、よく解らなくなってきてしまうという感じなんですね。犬猫以外の様々なペットの諸事情も好く取材されていますし、少しずつ成長していく新人医師の物語もそつなく描かれていくんですが、北村先生の”個性”というか”趣味”が発動すると、全部持っていかれちゃう感が強くて。。。

 改めて思い返してみると、主人公が新人医師なのか、この強烈な北村先生なのか、、、、「あれ?」って感じになってみたり。

 ある意味では新人君も北村先生に惹かれる面があるものの、あまりに強固な壁がありすぎて距離が縮まりにくく、かなり中途半端な感じで終わりを迎えてしまったような、そんな感じもあります。

 いろんな意味で<変人>なヒロインを主人公に描くのであれば、珍獣ばかりが集まる動物病院って設定はあまり重要ではない気がしたりするものの。。。もう少し尺があれば、描き切れていなかった彼女の”心の闇”らしきものも含めて、面白くなっていったんじゃないかなあと思ったりしました(恐らく、そういう予定だったのだろうと推察)。

 どちらかというと、心理面をきちんと描きたかったのかなという部分も垣間見れるので、ちょっとここで終わるのも勿体ない気もしますけどね。

  

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