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2016/07/13

メイジメロウ 「お客様は神様です。」 2巻 シリウスKC 講談社

 とあるコンビニに勤める”訳あり”の酒呑童子の娘しゅららと、彼女に振り回される同僚、ダメダメ店長、不良(?)兄貴と共に、コンビニに訪れる迷惑な神々(?)との絡みを綴った、ドタバタコメディーです。

 まあ、出入りするものが皆さん神がかっていたり妖怪じみてるわけですけど、どれもこれもモンスターでクレーマーな迷惑な客ばかり。神通力やら何やらを駆使してコンビニ相手に無理難題やら迷惑行為を繰り返す訳です。

 だがしかし!それに「お客様は神さまです!」という信念の元、客の期待に応えようとするヒロインが無意識のうちに神通力を発動し、期待以上のおもてなしをする、、、、つもりが、いわゆるモンクレへの<神対応>といった内容もあるものの、最悪は<破壊行為>にしか至らないという、そんなドタバタな日常を描いています。

 1巻辺りは、神がかった(?)トンデモ客が毎回訪れ、コンビニがてんやわんやという日常を描くだけのコメディーという雰囲気でしたが、やはりヒロインの神通力の関わり方が半端ないんですね。客も客で嫌がらせっぽい行動ばかりするんですが、その行為に対しても<お客様のお望みに応える><お客様の御迷惑にならないように>をモットーとして、生真面目に対応しようとするヒロインが、結局はトラブルを増長させて解決したりしなかったり、という感じの繰り返しになるわけですが、この「お客様の望みを(無意識に)叶える」という神通力が曲者で(笑)、1巻あたりではコンビニ群像コメディー的な雰囲気だったのが、2巻では完全に<物語の主役>として進化した、という感じになってきました。

 何というか迷惑行為と彼女の神通力の相乗効果で、迷惑な行為がさらに”大迷惑”になっていくという、その流れが結構工夫されていて面白いなあと思いまして。借金のために働き続ける(何百年も)というあたりがいいなあと。
 あと、迷惑行為を行わせるために、色々と解釈を曲解させた神々のキャラ設定センスも、若干罰当たり感もあるものの、「あくまでソレっぽい方なだけで、本物じゃないですよ~」的な雰囲気で逃げ道を作りつつ(笑)、上手にアレンジしてるなあと。2巻から登場する”金太郎”のアレンジも、なんかまあ普通思いつかない設定アレンジだよなあと思います(笑)。

 1巻ではそうでもなかったんですけど、2巻になってヒロインをより全面に押し出すようになったことで、俄然面白くなってきた感じもします。何より相乗効果によるドタバタ感が増した、というところもあるんでしょうかね。ちょっと続きが楽しみになってきました。

  

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