【四年目突入!】ヤブガラシとの戦いは続く。。【戦況報告】
なんだかうちのブログのアクセスの大半は、圧倒的に「ヤブガラシ」で検索してくる人が占めているのですね(汗)。
反応はほぼないので、皆さんの役に本当にたっているかは判りませんが(爆)。
まあ、1年や2年でケリが付くものではないので、幾らかでも読んで下さっている方々の日々の戦いの糧になっていればいいのですけどね。。
私の試している方法にも、まだまだ工夫の余地はあるとも思いますし、それぞれでお庭事情も違うと思いますし。
とりあえず一応、今年の状況も書いておこうかと思います。
(タイトルで半ば遊んでしまっていますが。。。)
■外構A(道路に面する緑地)・・撲滅(1年目)
■外構B(私道に面する緑地)・・撲滅(1年目)
■坪庭(砂利敷きのスペース)・・撲滅(2年目)
■駐車場脇A(以前からあった10cm未満の細い隙間) ・・撲滅(2年目)
■駐車場脇B(駐車スペースに面した壁際の花壇)・・(4年目、若干継続)
春先の4月中旬頃、土だけの花壇のL字の北側に3つ、ヤブガラシの芽が出てきました。
花はまだ何も植えていないので、躊躇なく大型スコップで掘り返したところ、長さは5cm程で太さは5mmはある根が3本ほど掘り起こされました。まだまだあったんですねえ。。
掘り起こした後、連休明けになりましたが、少なくともそこからは芽が出てきません。
まあ、まだまだ様子見が必要そうです。けど、2年前のゴソゴソと出てくる状況を考えたら、勢いは1割程度。
ちなみに内側の砂利部分から1箇所だけ芽が出てきたところがありましたが、これは切ってグリホサート処理して様子見中です。細い根と思われるので、数回対処すれば大丈夫かもしれません。
サンショも隅に植えてありますが、これも庭に勝手に芽が出てきたものを植え替えたもの(鳥の糞に種が混じっているのか、年数本ずついろいろな場所に生えてきます)。植えた時(2~3年前)は10cm程度だったものが、いまは1m越えです。毎年、アゲハチョウ(ナミアゲハ)が産卵するので、年2回は葉を食べ尽くされて丸禿になります(笑)。まあ今年は食べ尽くされないよう、幼虫の方を1~2匹くらいに間引いてあげた方がいいかなあと。
親は何も考えずに、こんな小さな山椒に3つも4つも卵を産むので、サナギになる前に全て葉を食べ尽くしてしまい、結局は死んでしまうようです。
昔はキイロスズメバチやアシナガバチの仲間が飛んできて、適当に間引いてくれていたようです。けど、近所で駆逐されてしまったようで、最近はとんと見かけません。
まあ住宅地ですからねえ。。キイロスズメバチが巣を作ったら、役所か業者呼んで駆除しますわな。毛虫も小さいうちに食べてくれていたんですが、ちょっと残念です(なので、最近ちょっと毛虫は増えた予感)。
さらに昔ですが、数十年前には、恐らく周辺ではここにしかいなかっただろう<クロスズメバチ>も繁殖していました。けど、祖母が刺されると厄介だからと、植木屋さんに頼んで巣ごと掘り起こしてしまいまして。当時は私も小さかったので文句は言えなかったのですが(というか、掘り起こした巣を見せられて初めて駆除したと知りましたけど)、今思えば本当に勿体なかったなあ、、、
■裏通路A(庭に行くための家の裏の通路)・・(4年目、継続中)
ここはやはりしぶとい。。
石の下から出てくるところが2箇所あり、これは敷石の下なのでグリホサート処理しかない状態なので、直接塗ってみたり、切ったりして様子を見ています。まあまだ出てくるでしょうね。
最後は、この石をひっくり返して根を掘らないといけないかもしれません。。
壁際のトグサの間にも出てくるところが2箇所。1箇所は離れたところに1本だけなので、グリホサート処理で様子見をしています。
トグサの所は、トグサも繁茂しすぎて処置しなきゃだったので、えいや!と一緒にスコップで掘り起こしたら、5mm径の根が壁の下まで伸びている部分を発見。掘り進めたけど掘りきれないので、ケイピンエースを挿して様子を見ることにしました。細い根なので、ちょっと割れちゃって効いているかどうか微妙なところですが、、
まあしつこいですけど、終わりは見えてきた感じがしますね。一時期の大繁茂のことを考えると。
■庭(真ん中は防草シート+砂利、壁際や池周辺には庭木多数)
砂利の中の敷石付近から出てくるものは、概ね撲滅できたようです。
今年になってそこから出てくる気配はありません。
脇の砂利の下からは、1箇所から数本出てくるところがありました。
掘り返してみると、やはり10mm弱程度×3~5cmくらいの太根の切り落としが数個出てきましたので除去しました。しかし、まだ芽が出てくるようなので、掘り残しなのか、残った細根からの出芽なのか、様子を見る必要もありそうです。とりあえず掘れるだけ掘りましたので、この状態でまた様子見です。
水路状で10cmの玉石が並んだ場所があるんですが、そこにはまだ隙を突いて伸びてくるところがあります(1年目はヤブガラシでビッシリ埋まっていた場所なので、現状は大きな進歩なのですが)。
ここは古いながらも下がコンクリートなので、その上を3mm程度の茎くらいの根が長く伸びているところです。玉石をどかしながら茎状の根を辿っていくと、平気で1m近く伸びていたりします(汗)。根には違いないんですが、ゴボウみたいな根とは若干違う、シュートみたいな根なので、伸びるのも早いのかもしれません。
ここは地道に対処してますが、どこかに太い根が埋まっているんだろうなあ。。(まだ発見できていませんが)。
南の壁際がかなりしぶとく、かなり深く掘り起こして伐根しているんですが、まだ取り切れていない模様。
4~5箇所から芽が出てきていました。けど、一時期よりは勢いは落ちているので、1~2cm級の太い根を掘り起こしたり、ケイピンエース処理が効いてはいるようです。残っている根を辿って地道に掘り起こすしかないですねえ。グリホサートしてもすぐ脇から別の芽が出てくるので、やはり太い根が残っているのでしょう。
南西の壁際付近は、ずっと結構な勢いで出続けているところがあったので、思い切って大きめの石(20~30cm四方)を幾つかどかして掘ってみると、まあまあ。1cm×50cm級の根が3本も出てきました(大汗)。
これでこの付近のヤブガラシの勢いは、一気に落ちてくれるかな。。
ただ、その手前には1×1.5m級の巨石が3つくらいあり(昔の庭にあった庭石ですが、処分するのもお金が掛かるので、樹木の間に転がしてある(爆))、その下から出てくる奴は、、、(右側が大石です)。
石は埋めてあるのではなく、土の上にそのまま置いてあるので、その下の際から出てくるモノで、どうしようもないんですなあ。かなり根は抜いたんですが、奥まで手が届かないので、これ以上はどうしようもない。とりあえず、ケイピンエースで処理はしましたが、一番最後まで、ここは残ることになるでしょう。
■まとめ(H28年5月時点)
4年目に突入しましたが、初期の大繁茂状態を考えれば、ほぼ「Under Control」状態になってきたかな、という感じがしています。特に家の北側と西側は。
今年も芽が出てきたところは、「ああ、やっぱりここから出てくるか」という感じで、非常に根が取りにくい場所に限られてきましたので。
けどまあ、掘ってみたらまだ太根がゴロゴロ出てくるんですからビックリです。
深すぎてわからないところは、ケイピンエースも使いづらいので(根にたどり着けない為)、地道に茎部を取り続け、グリホサート処理を続けてみようかと思います。グリホサート処理しても、何度も出てくるところはありますが、約半分くらいはいつしか芽が出てこなくなるので(それでも出続ける場合は、やはりかなり太い根が残っている)、地道に対応ですね。
芽が出てきたところだけを目途に対応してはいますが、結局そこから数十cmも根が横に伸びているわけです。根が埋まっているところの一部からしか芽は出てこないわけなので(不思議なことに)、この<大元の長い根>を取り切らなきゃ、やはりイタチごっこということではあります。
今日掘り出したもので一番長いもの。芽は真ん中と端っこの2箇所からしか出ていません。草だけ引いても無駄なのは、こういう所為なんですよね。。
※ちなみに、2つ上の写真の個体を引っこ抜いたものです。両側に根が伸びてました。左側は途中出来れちゃいましたが(汗)。
本年度は、広くて根をまだ十分取り切れていない、南側の庭の一部を集中的に攻めようと思います。
巨石の下はどうしようもないかもしれませんが、それ以外は概ね対応できそうな感触を持っています。昨年ぬ比べて、芽の出る数からしても、もう半分以下ですからね。完全に出なくなった区画もありますし。
あ、ケイピンエースは1セット(50本)を昨年からで大体使い切りましたが、1セット分だけ追加購入しました。これ以上の追加購入は、まあ多分必要ないでしょうね。
今年の秋までに、どこまで追い込めるか、ですねえ。
★ ただいま実験中 ★
あ、あと「巻いてグルグル」の実験も始めてみました。
連休中に1度始めたんですが、母親がその周辺の草取りをする際、申し合わせをしていなかったので引っこ抜いちゃったんですよね(汗)。
とりあえず3週目までは様子が見れたんですが、私が見る限りはグングン巻いたまんま伸び続けていて、伸びた分はまた巻いて、また巻いてという状態で、衰える様子は見えんかったです。。うーむ。
けど、どうも他のページ見ると、枯れ始めるまで<1ヶ月以上>かかったと書かれているので、念のためリセットして本日よりまた1箇所で始めてみました。
7月上旬頃にはどうなってるのかなあ、ということで。
※結果として、効果がないことが判りました。詳しくは下記の「シュウ酸化合物】ヤブガラシの性質を科学的に見てみると・・・。【デンプン】」を参照下さい(H29.4追記)
【駆除】ヤブガラシ 撲滅大作戦 【現在進行中】
ヤブガラシの生育条件についての一考察【2016.12.20 追記あり】
【経過報告】ヤブガラシ撲滅大作戦 3年目の成果は?
【四年目突入!】ヤブガラシとの戦いは続く。。【戦況報告】
【クズ】各駆除方法の効果を改めて調べてみた。【ヤブガラシ】
【シュウ酸化合物】ヤブガラシの性質を科学的に見てみると・・・。【デンプン】
【ヤブガラシ】約5年(3年?)で概ね状況終了【掃討作戦】(その1)
【ヤブガラシ】約5年(3年?)で概ね状況終了【掃討作戦】(その2)
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コメント
転居してきた家の庭に見るからに感じの悪い植物が繁茂し、正体もわからぬまま切り倒し、しかしほどなくあちこちから芽を出し、途方に暮れていました。
それがどうやらヤブカラシだとわかったのが今朝のこと。そして検索しまくって御サイトにたどり着きました。非常にわかりやすいレポートを、胸のすく思いで読みました。
その後すぐ、スコップ片手に掘り起こしにかかったのは言うまでもありません。びっくりするほど太く長い根が庭中にはびこり、石や壁、ほかの庭木に阻まれている箇所もいくつか。
しかし戦い方はわかりました。当方のゴングは鳴ったばかり。善戦してみせます。本当にありがとうございます。
投稿: あんざい | 2016/06/05 00:21