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2016/06/09

桐丘さな 「大正処女御伽話」 2巻 ジャンプコミックス 集英社

 事故で不自由となった右手のために、御曹司だったけど千葉の田舎の別荘に隠居よろしく押し込められてしまった青年と、金で買われて世話を任されることになった、献身的な少女、”夕月”のお話です。

 まあ、ヒロインの年齢が14歳ですので、タイトルの意味からしてもその通りなんですが、大正時代は言葉の意味は今ほどストレートではなく、「初々しい」とか「恋愛経験もまだ」とか、そんなイメージで使われていたようです。

 父親から見捨てられ、心が荒んだ主人公と、それまで普通に東京で女学生をしていたのに、急に家・生活のために売られ、つっけんどんにされながらも健気に世話をする小さな夕月の、心の変化と触れ合いを淡々としたエピソードで描いていく、そんなお話ではあります。2巻までは・・・。

 人生を全て諦めていた青年は、右手が使えないハンディを呪いながら孤独に生活していたわけですが、世話好きで要らんことしーの少女に徐々に心を動かされていきます。ツンデレな妹の介入や、色仕掛けな悪女(?)のちょっかいにもめげずに(笑)。

 ここまでなら何というか、大正ロマン・ラブコメで終始する、甘々な御話ってだけなんですが、2巻の終わりに・・・仕掛けられていました。

 一泊の泊まりがけで女学校時代の級友に会いに行った夕月ですが、その出かけた日は、大正十二年八月三十一日だったと。。

 正直、ここから先の描写如何でこの作品の真価が問われることになるのだと思いますが、これを描くために2巻もの<時間>を割いて準備をしていたわけですよね。

 元々、重苦しさのある主人公であり、夕月の優しさに心も開きつつありましたが、まだ自分で何かしようという意気込みが足りていなかった彼と夕月に、どのような試練が待ち受けているんでしょうね。。

 

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