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2016/06/30

木村享平 「不思議なゆりこさん」 1巻 モーニングKC 講談社

 いわゆるコミュ障な雰囲気の女子高生ヒロインと、”不思議な”転校生ゆりこさん。不思議すぎる言動や行動を伴い、妖しすぎるオーラを醸し出しながら彼女に”迫る”ゆりこさんの正体はっ!

 って、初っぱなから「宇宙人」って言ってますけど。

 ・・・えっ???


 雰囲気については、言葉で表現するより公開されている第1話を見た方が手っ取り早いですね。

 なんかもう、最初に「・・・これ掲載誌なんだっけ?」と背表紙を見直してしまったくらい、人によっては違和感を憶えるかもしれません(笑)。一昔前なら、ガロやアックスに載っていてもおかしくない、ヘタウマ系というか、そういう作風です。まあ、モーニングにもこういう作品を受け入れる土壌は昔からあったので、改めて考えてみるとアリなんでしょうね。

 もう2ページ目から全力疾走状態で、「ゆりこさんワールド」に引き摺り込まれてしまいます。

 絵がうまい訳ではないですが(というのを褒め言葉に使うべきなのかもしれませんが)、キッチュな宇宙人がてんこ盛りで、宇宙人なので常識の概念が地球と違うってことで何でもあり、ネーミングセンスも半端ない(80年代のB級SFのセンスか、あとコメディ系の演劇でもなんか出てきそうな感じ?)、不条理な雰囲気もあるギャグ系漫画なんですが、けど案外、物語に破綻がない構成できちんとオチまで持って行くので、万人には勧められないかもしれないんですけど、抵抗がなければその不思議な世界観に取り込まれ、楽しめてしまうんじゃないかなあと。。

 正直に言えば、第1話の飛ばしすぎな破天荒ぶりに、一寸読み始めから引き気味に見ていたんですが(・・・このノリで最後まで続けられるのかな?と)、読み進めていくうちに、他の個性的なキャラだけではなく、コミュ障気味なヒロインもノリノリになってきて、新たなコミュ障やらマッドサイエンティストやら、おかしなキャラも増えてきたお陰で、逆に第1話以上にその後の流れも楽しめる感じになっています。

 雑誌で括るのはアレですが、やはりモーニング系侮り難し、です。。
 他の雑誌ではなかなか載らないだろうなあ。

 けどこれ、1巻と書いてあるんですけど、時系列的に2巻はどういう展開になるのだろう?
 
 

  

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