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2016/06/29

せきはん(大森しんや) 「グッバイエバーグリーン」 全1巻 アース/スターコミックス 奉文堂

 雑誌「RIDER」に連載されていたということで、バリバリにバイク漫画かと思いきや、実はそうでもない、ノスタルジック系の作品といった方がいいのかなあ。

 亡くなったおじいさんが経営していた古い道具の修理なんでも屋”エバーグリーン”跡地。郊外にあるその一軒家を秘密基地と称して親の反対も聞かずに出入りする高校生ヒロインは、おじいさんがよく乗っていたバイクを動かし、修理済みのまま残されていた「思い出の品々」を、各地のお客さんに届ける、そんな活動を始めます。

 彼女とバイクの距離感は、作中にも出てきますが、「馬」のようなものなんでしょう。ペットとは違う、一体感を味わうことのできる道具と言えば道具ですが、何かそれ以上の、けどあくまで「足」であると。なので跨がっているバイクは60年も前のマニアックなものですが(笑)、本人は修理とかは不得手で師匠頼みという感じのまま。けど、そんなバイクに跨がることで、バイク仲間との出会いがあり、そして荷物を届けた先での出会いもあり。

 まあ、何よりキャラの性格が、悩みつつ親とも知人とも喧嘩しつつものびのびしていて、清々しいなあと。そして、そんな彼女と2ストの古いバイクを見て、いわゆる”オジサン達”が郷愁に浸ったりするという。まあ「若い者はいいなあ」「俺にもそんな時代があった」なお話ではあるんですけど、何かこう、成長していく子供達を眺めていくような、そんな雰囲気で外側から見守る、そんな雰囲気で少し後ろからそっと眺めている、そんな感じでしょうかね。

 「恋ヶ窪☆ワークス」は、バイク店のお話のようなのでもっとバイク三昧な部分があるかと思いますけど、この作品ではあくまでバイクは脇役であり、料理で言えばメイン素材の味を邪魔しないソース的な位置付けかなあと思います。

 何となくですが、彼女を見守る世代のアラフォー以上の方がより楽しめるかも、、と思いつつ、バイクが特に好きではない若い人でも、彼女の悩みながらも出会いを通じて成長していく様は楽しめるかもなあ。。などと思いつつ。

 これも楽しかったんですけど、現在連載している田舎ものの方も巻末に触り部分が掲載されていますが、楽しそう。
 けど、、、タイリクバラタナゴって外来種なんだけど、なんでアレにリストアップされてるんだろう?という疑問も少々、、、
 これが期待と不安という奴かもしれない(汗)。

 

※恋ヶ窪☆ワークスは電子書籍は全2巻で販売してるんですね。知らんかった。。。
 楽天ブックスとかebookjapanなら買える模様。Kindleはないんですね。けど本で読みたいなあ。。。

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