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2016/05/26

望月淳 「ヴァニスタの手記」 1巻 ガンガンコミックスJOKER スクウェア・エニックス

 19世紀のパリをベースとした架空世界設定の中、謎の魔導書「ヴァニスタの書」を巡って吸血鬼を巡る騒動に巻き込まれる、一人の”変わった青年”と、その書を駆使する自称”医者”との出会いと活躍(?)を描く、アクション作品になります。

 1巻を読み終わった後に抱く感想は。。。「目まぐるしいよ!」です(笑)。

 主人公は上記の二人なわけですけど、次から次へと沸き起こる騒動に巻き込まれつつ(なんかもうインディージョーンズ張り)、<主導権>がもの凄い勢いで入れ替わるんですよね。

 いがみ合ってどちらも主導権を譲らない、という設定ではなく、状況に応じてまあそれぞれに流れで従う感じで、何か物語の流れがその目まぐるしい”主導権の交代”で、グルグルしちゃうという(笑)。

 あまりにも凄い勢いで状況が刻々と変化(悪化?)していく中、読んでいる方はどちらが主で従なのか、だんだん混乱して判らなくなっていくという。。

 まあ、主従関係を作らず、互いにある意味では各々の能力や行動力を評価した結果、こう行動しているんだ、というところが狙いなんでしょうかね。

 物語自体は、「ヴァニスタの書」を巡る伝説と、実際のその機能とのギャップ、そしてそもそも、その書が何を目的に作られ、それを本来の目的とは違う使い方をすることで、どういう問題が起きていくのか、、といのが、これから描かれて行くのだと思います。

 まあ、2巻以降はそれぞれの役割を認識して、もう少し落ち着いた流れで進行するのかどうなのか。
 雰囲気はとても良く、また物語もジェットコースターのようで飽きない展開が続くので、それなりに楽しめるんですが、もうちょい読者が地に足を付けて眺められる方がいい。。。ような気もしないでもないかしら(※個人の感想です)。

 けどまあ、表紙と帯の雰囲気から受ける印象以上に、スピーディーで予測もつかない、伏線を散りばめながらしっかり回収しつつ進行する(そして謎は謎のまま進行するので、どんどん引き込まれる)、そんな感じで楽しめる作品になっています。

 

  

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