« 松本豊 「スメラギドレッサーズ」 全4巻 少年チャンピオンコミックス 秋田書店 | トップページ | 海人井槙 「はじまりの竜とおわりの龍」 全1巻 ビッグコミックススペシャル 小学館 »

2016/05/13

平方イコルスン 「スペシャル」 1巻 トーチコミックス リイド社

 大判ではなく、B6版での初出版と共に連載となったようで。

 とある女子高の女学生達の日常を描いた物語です。
 クラスメイトに、ヘルメットを被り続ける不思議系な少女が一人。その彼女が気になった転入生は、様々な憶測をしながら話しかけるうちに、その悩みと違和感の正体がわかってくるわけですが。。。

 ”コントロールできない怪力”というスペシャル(特別)な悩みを抱えた彼女を中心に、彼女に負けないくらい”個性的”な普通(?)のクラスメイトその他の人々との日常のやり取りを描く、そんな作品です。

 ・・・いや、なんか主人公の枠を喰われてないか? 周囲のキャラに。
 まあ転入生が物語の中心で始まる訳ですが、だんだんと個性的なそれぞれのキャラの押し出しが強くなっていく感もあり。教師からして変だし(笑)。

 流れるようなやり取りだけど、よく考えてみるとどこかずれている会話の応酬と、「無言で表情で感情を語るコマ」なども適度に駆使しながら、そんなどこか変だけど”日常感”漂う学生生活が描かれていきます。
 やっぱり、会話の流れからコマの流れまで、本当に独特感がありますよねえ。

 ついいろいろな漫画を紹介する際に、「これは○○的な感じ」とか「○○に似ている」とか、「○○が好きならOKかも」とか、過去の作品や作家さんと比較して紹介しちゃうんですが(まあ、その方が文字だけを読む人にも想像しやすいですからね)、この方の作風については、私のつたない読書録の中では分類したり似ていると当てはめられるものが見つかりません(汗)。
 あえて「不条理」に近いといえば近いのかなあ、とは思うんですけど、「ソフトな不条理」って感じでしょうかねえ。。

 あとは「落語」に雰囲気は似ているかもしれませんな。のんびりとした落語を絵に描いたらこんな感じになるのかもしれません。

 あ、ちなみに数話くらいはネットで立ち読みができますので、こちらで確認下さいな。

 その独特な間や落語のような会話の応酬など、作品の雰囲気を垣間見られるかと思います。


 

|

« 松本豊 「スメラギドレッサーズ」 全4巻 少年チャンピオンコミックス 秋田書店 | トップページ | 海人井槙 「はじまりの竜とおわりの龍」 全1巻 ビッグコミックススペシャル 小学館 »

C_ギャグ・コメディー」カテゴリの記事

C_不条理系」カテゴリの記事

C_学園もの」カテゴリの記事

C_日常系」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21254/63621910

この記事へのトラックバック一覧です: 平方イコルスン 「スペシャル」 1巻 トーチコミックス リイド社:

« 松本豊 「スメラギドレッサーズ」 全4巻 少年チャンピオンコミックス 秋田書店 | トップページ | 海人井槙 「はじまりの竜とおわりの龍」 全1巻 ビッグコミックススペシャル 小学館 »