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2016/04/25

まがりひろあき 「まがりひろあきのじゆうちょう」 全1巻 シリウスKC 講談社

 本の第一印象は何にもまして「白い」ということです。
 本屋に並んでいると、表紙の絵は全て帯に隠れて見えないため、「表紙が白い!」と結構ビックリします。最近はビニールに覆われて並べているお店も多いので、買って帰るまで、帯の下の細かな絵は見えない・・・あ、amazonで見ればいいのか(汗)。
 
 不条理系のギャグ漫画といってもいいんですが、やはり何というか<実験的な>作風な感じです。絵の雰囲気などは榎本俊二に似た感じですが(魔女っ娘つくねちゃんの頃からそんな感じ?)、ギャグとしては、あそこまで破天荒で暴走した感はなく、どちらかと言えば鴨川つばめ的なノリかもしれんですね(あくまで過去の作品と比較したらであって、どこまでそういう作品を意識して描いているかは判らんですが)。

 つくねちゃんは、ほがらかな雰囲気とブラックなノリとのギャップを楽しめる作品でしたけど、この作品は本当にいろいろなことをしていますなあ。実験的な作品の集大成といったところ。
 実験的とはいえ、それぞれがニヤリとさせられるような仕掛けがされてますんで、色んな味付けの作品を1冊で楽しめるというところ。

 ちょっとブラックなノリも含めて、不条理な中にも色んな計算が含まれていて、よく考えて作られているなあ、という感じがします。ノリと勢いではなく、勢いすらも計算された演出で物語が構成されているというか何というか。
 ある意味では「漫画」という枠に縛られない発想で、紙媒体とモノクロという舞台をどう使って皆を楽しませるか、そういう作品なんだろうなあと思います。

 実験的と言えば、確かにこの「つくねちゃんWEB」はFLASH使って面白いことしてますなあ。。。
 
 まあ、紙の呪縛から解き放たれたら、漫画の枠は利用しつつもここまでやっちゃえるんですねえ。


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