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2016/04/09

石川秀幸 「東京昆虫ムスメ」 1巻 ビッグコミックス 小学館

 最初にお断りをしておきますが、いわゆる「不快昆虫」や「不快生物」といったものがダメな人は購読をお控えした方がよいです。。。はい。
 何しろ最初っから半端ない数の「こっく○ー○さん」がお出迎えしてくれますので。。

 とはいえ、不快と言われ、害虫と言われる生物たちも、ある意味では必死に生きているわけですね。生命として。

 そういう動物を飼育して増やし、そして殺虫剤の治験体として提供する、そんな仕事は当然のことながら存在するわけです。そんな職業と、人々を不快にさせながらも逞しく生きる生物たちに、<かなりベクトルのずれた>愛情を注ぐことになる、そんな新人研究員のお話です。

 不快だなんちゃらと書きましたけど、研究のために生物を育て、そしてそれを利用して様々な研究をする苦労は、自分自身も経験しているので、かなり「うんうん。」と納得の描写になっています。私の知り合いにも、とある小鳥を大量に育てていて、それを脳の働きを調べる為に、刺激を与えた後に脳をスライスする、というような研究をされていた方がいます。けど、育てている間はある意味では愛情も注いで、本当に丁寧に世話をされているんですよね。
 ストレスを与えると研究に支障がでるから(まさにこの作品でも描写されていますが)というのもありますが、育てたものを殺すことに抵抗感がある人もいるとは思います。
 けど、「これを調べて解明することで、この死は決して無駄にはならない」という信念があるからこそ、命を無駄にせずに最小限の犠牲で成果を出す、そんな想いもあるんではないかと思う次第です(勝手な想像ですけどね)。

 野外で生き物を観察するのも本当に大変ですが、室内で実験動物を飼育するのも、半端なく大変です。そういう部分をクローズアップして、真摯に描写しているこの作品は、ある意味では貴重なんじゃないかなあ、と思ったり。。

 ただ、ちょっとヒロインを変態じみて描きすぎでないかな(汗)、というのはまあ、、、真摯で真面目という設定での行動・行為なので、まあいい。。。のかなあ(汗)。
 けどさすがに寄生虫をアレして元に戻しちゃう行為は、大概の生き物は平気な私も相当引きました(笑)。

 あ、、、余談ですけど、私は大抵の生き物は触るのも平気なんですけど、作中で最も大量に出現するアレだけは、幼少期のトラウマがあって苦手だったりします(爆)。
 それ以外は黒かろうが脚があろうが何でも大丈夫なんで、逆に不思議に思われちゃいますが。。

   

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