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2015/12/15

盆ノ木至 「吸血鬼すぐ死ぬ」 1巻 チャンピオンコミックス 秋田書店

 開けたドアにぶつかったら死ぬ。
 小学生に絡まれたら死ぬ。
 タンスの角に脚をぶつけたら死ぬ。

 そして引きこもりでゲームが好き。。

 普通の作品であれば脇役・・いや1話限りのやられ役にしかならないような、何かあるとすぐ塵になって死んでしまうそんな”雑魚”吸血鬼と、なんだか自伝まで出版する自己顕示欲旺盛なバンパイヤハンターのダブルキャストでおくる、中二病的な脱力系ギャグマンガです。

 なんかもう設定自体が無理筋というか、小学生が考えたのか?というような馬鹿馬鹿しい設定ですが(笑)、読み始めではやはり微妙な感じは受けるものの、読み進んでいくと慣れちゃいます(爆)。

 まあ、何というか割り切っちゃえば勝ちみたいな部分もありますけど、これはこの二人のキャラに寄るところもあるのかなと。結構読み進んでいくと、設定がしっかりしているのでキャラが自由に活き活きと動いているんですよね。プライドも少しだけあるけど、すぐ状況に流され、変身能力も忘れてしまって中途半端な吸血鬼、ギルドに所属しつつ、吸血鬼以上になんだかエンターテイメントで、目立つことが死活問題なバンパイヤハンター。しょーもない設定は置いておいても(違)、この二人の日々の掛け合いで、なんか漫画としてどんどん読めちゃうという。

 しかし、ホントに徹底的にこの吸血鬼はすぐ死んで灰になっちゃいますけど、再生スピードも半端ない。実はすぐ死ぬけど、ある意味では最強なんじゃないの?とかちょっと思ったり。

 まあ、この先は変態な吸血鬼も(ハンターも)沢山でてきそうなのですけど、そういう路線よりは、この二人のキャラを上手に使って作品を作っていくと、案外長持ちして楽しいんじゃないかなとか思ったりしました。

 あ、アルマジロもいい味出してます。うんうん。重要なサブキャラですね(違)。

   

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