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2015/10/13

佐藤明機 「楽園通信社綺談 ビブリオテーク・リヴ」 全1巻 駒草出版

 初掲載が1990年代ですから、ある意味では古典に近いのでしょうかね。。
 元々は「楽園通信社綺譚」と「ビブリオテーク・リヴ」の2巻に分かれており(ビブリオテーク・リヴはB5版の綺麗な大型本でした)、一度、2006年に2冊に分かれた形で再版され(それは手に入れてません。というか、出ていたのに気がつかなかった(汗)。なのでそこで追加された作品などは未チェック)、その2冊を合本したものになります。なので、妙に分厚いB6版の本になり、新作も掲載されています。

 独特な雰囲気の、としか表現しようがないんですが、SFであり、ある意味ではファンタジーであり、そして不条理で独特な世界が展開され、その中で生活する住人達が、様々な出来ごとに振り回される(?)、そんな作品です。
 絵柄はポップな雰囲気ですけど、影響を受けている人は現在活躍されている方の中にも結構いると思います。ちょっと調べれば、リスペクトされている方が散見されるはず(調べ直すのちょっと大変なので、割愛しますが(汗))。
 寡作と言えば寡作。単行本も再版を除けば実質3冊前後しか出てはいません(単行本になっていないだけで、色々な雑誌で挿絵も含めて活躍されていますけどね)。

 長期間に渡る連作をまとめているため、絵柄が初期と後期では結構違ってしまっていたりするので、登場人物の名前を追っていかないと、繋がりがよく判らないかもしれませんが、楽園通信→ビブ、という形でお話は続いています。そこだけ抑えれば、まあ読んで楽しめるかなあと思います。

 SFといえばSF、けどその絵柄と全体の雰囲気はファンタジーに近い感じです。絵柄的に受け入れられるかは判らないんですけど、懐かしいと思う人が買って懐かしがるだけで終わるのも、ちょっと勿体ないなあという気もします。けど、ある意味では色々な作家に影響を与えた原点の一つと割り切りって、読んで楽しむのもありなんじゃないでしょうかね。

 ただ、書店にはもうほとんど並んでないだろうなあ。。
 元々、発売当初もそんなに見かけませんでしたし、通販で手に入れるしかないかもですね。

 10月末にはさらに新刊も出るようです(下記参照)。こちらはどんな作品が含まれているのでしょうかね。あまり書店には並ばないかもしれませんけど、手に取る機会があれば、ということで。

下記は、まだ絶版になってないかな?

こちらには、私が結構好きな「家出王国」という、かたつむりな作品(違)が掲載されています。

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