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2015/08/03

よしむらかな 「ムルシエラゴ」 5巻 ヤングガンガンコミックス スクエア・エニックス

 人の命を何とも思っていない、そんな殺人鬼でレズな死刑囚である主人公が(・・・あえてヒロインとは言いません)、警察の監視下で、首を傾けながら凶悪な殺人鬼達を粛清していく、、そんな作品です。
 ちなみにその主人公は、1巻表紙の長髪三白眼な方。

 相手にするのは、警察の手には負えない殺人鬼であったり、異常を来した犯罪者達であったりですが、とにかく主人公の<人を殺す>ことに対する感覚の欠落ぶりが激しいです。
 まず相手の存在自体、嗜好(レズ)の対象以外、死のうが何だろうがどうなろうとどうでもいい、その徹底ぶりが凄いなあと。。そしてその危険を感覚だけで避けられるセンス、殺人マシーンとも違う、殺しの美学のようなものもある、華麗でありながらちょっと巻き添え多すぎでヤリスギな、そんな戦いとレズの世界が描かれていきます。

 ・・・強調しすぎカモですけど、初っぱなから激しくレズでござんす。

 登場する殺人鬼達は、凶人に近い異常者ばかりですが、はっきり言えば主人公もまったく同類。何が違うかといえば、自分に降りかかる危険に対しては何の躊躇もなく相手を殺傷しますが、メリットが存在しなければ、別にお構いなしで眼中にないと。

 なので、人質なんてものはまったく論外。誰かを助けろと命令されれば助けますが、言われなければ躊躇なく一緒に切り刻んでしまう、価値観の中に「命」という項目は存在しないかの如く。

 で、それでいながら人並み以上に料理が上手だったりというようなギャップがあったりと、「まったく価値観が違う宇宙人」が、人間の中に紛れ込んでいるような、そんな異様な主人公の周辺の人々を描いた、そんな作品ですね。。

 5巻あたりでは、それまでの”作戦”で生き残った脇役達が、再び物語の重要な役者として登場したりと、伏線だらけで警察の中でも確執があり、物語はどんどんと複雑化していきます。

 そんな複雑で危険な世界を、首を傾けながら不気味な笑顔で渡り歩く、傍若無人な殺戮アクションというとこですかね。。

 いやあ、鬼畜だ鬼畜だ。

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