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2015/08/27

備長炭 「真実の魔法少女」 1、2巻 ヤングガンガンコミックス スクウェア・エニックス

 また魔女ものだー(棒読み)。

 とはいえ、この作品は、かなり魔女ものとしては異質な雰囲気がありますね。

 異次元からやってきた小動物(お察し)に、魔法少女に・・・ではなく、そのサポート役になってくれない?と誘われ(半ば強制的)、異世界の代理戦争のような戦いに巻き込まれていく、高校生の少年が主人公となっています。

 作品の当初は、劇中劇としての「プリキュ○」とか、謎の小型生物(劇画調)の出現で、「○どか」のオマージュのような展開で、パロディなんかいな??と錯覚して読んでしまいます。

 1巻はそんな調子で進むわけですが、1巻巻末の次号予告で触れているように、この1巻までの展開がすべて<伏線>なわけです。。

 2巻からは一気に様相を異にして、謎がさらなる謎を呼び、そして与えられた少ない情報からの推測合戦という感じで、「情報戦」のようなミステリアスな展開になっていきます。

 魔法少女が戦い、そのサポート役のような事をすることになる主人公ですが、謀略と共に、誰がどのような意図で何を仕掛けているのか、思い込みと疑心暗鬼の錯綜で、どんどんと緊迫した事態に。
 それは異次元世界の<敵>とされる集団にも当てはまり、すべてが目論見通りに行くわけでもなく、熾烈な情報戦による駆け引きが進行していきます。

 何より、誰が本当に味方か敵か、それすらが謎のまま。ミステリーのような形で、それぞれが限られた状況や言動、言葉などから、様々な可能性を模索し、いかに仕掛けられたワナを出し抜くか、神経を削りながらの戦いをしていくと。。

 魔法少女的なアクションも勿論あるんですが、その要素については全体の1割以下。どちらかと言えば戦ったら強いか弱いか、というステータスの方が戦略の中では重要であったりするので、描写は少なめです。

 魔法アクションものというよりも、上記のような謎解きミステリー的な駆け引きを楽しむ作品、と思って読んだ方がよいのであしからず。

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