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2015/08/14

ツナミノユウ 「蟬丸残日録」 1巻 モーニングKC 講談社

 ある日起きたら蝉だった。

 そんな漫画なのであります。

 いやまあ、唐突といえば唐突なんですけど、ほんとに唐突に顔だけセミになっていて、理解に苦しむうちに、思考の方は、、、

 何だか知らないけどセミになった
  ↓
 セミの寿命は1週間くらいだよな
  ↓
 俺もすぐ死ぬに違いない

 ということで、セミになったこと自体はどうでもよく(いやどうでもよくはないけど)、「自分はもうすぐ死ぬんだ!」という状況に陥り、慌てて身辺整理(パソコンの中身とか以下略)をしてみたり、結局なかなか部屋に籠もっていても死なないので、会社に行き、とりあえず何時死ぬか判らないからと周囲にも言いつつ、”最後の”日常生活を、また始めるわけですが、、、

 病気だとかでは、ある意味深刻になりすぎるんですが、セミになってあと余命何日だと、、、、一体周囲の人間はどういうリアクションとりゃいいんだ!
 ・・・というあたりを、淡々と綴る日常系コメディです。

 悟りを開くほど偉くもなれず、けどなんか死に際なんだし、何かいい印象を周囲の人に与えたい、という願望に動かされ、死ぬかもしれない、死ぬかもしれないと言いつつ、なんかいい人を演じてしまう、、、
 そんな「普通の人のサガ」を、深刻にならない感じで描いていくという。

 というか、周りの人がホントに迷惑ですわな。。
 そういう迷惑感と、けどすぐ死ぬかもしれなから思っても言えないよねという微妙な空気感を、死ぬかもしれないのに案外お気楽な主人公の無頓着さと合わせて、上手に和えながら料理している感じで描かれています。

 ・・・私が気になるのは、キチン質で覆われた顔と胴体のつなぎ目がどうなっているかですっっっっ

 まあ、そのうち描かれるでしょうけど(・∀・)

 で、前述の「つまさきおとしと私」と同じ作者だとは、実はコメントを書きながら気がついたという大馬鹿者です(;・∀・)
 まあ、日常の中での「あるある」の捉え方は、確かに少し共通していますけど、いろいろと描ける人なんだなあ。

 余談ですけど、セミは1週間くらいで死ぬから儚いとか、常識のようによく言われるのですけど、幼虫の期間の2~4年間、好き放題に樹液を吸いながらのんびりと地下で生活しているわけで、最後の最後だけ、派手に表に出てきて、忙しく求婚して交尾して卵産んで死ぬ訳ですよね。

 寿命の短い昆虫なんかは、他にもいます。成虫になると口がない奴なんかもいますね(つまり羽化後は何も食べないので、最後は餓死すると)。これなんかは、最後の最後、子孫を残すためだけに変態するわけです。

 けど、こういう昆虫達って幼虫時代も寿命に入れて考えた方がいいんじゃないかなあ、とか常々思っていたりするんですよね。なんか幼虫時代は準備期間で、我慢しながら生き延びて、羽化以降が人生そのものって感じている人が、本当に多いなあと思ったり。。

 まあ、人間が勝手にどういう風に思ったところで、虫たちには別に何も関係ないんですけどね。うんうん。

  

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