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2015/08/10

草川為 「世界で一番悪い魔女」 1巻 花とゆめCOMICS 白泉社

 一番悪いといっても、悪女が出てくるとゆーわけでもなく、悪ぶってるけど実は必要に迫られてそれを演じているだけ、という感じです。

 魔女となっていますが、この世界での魔女の設定は、精霊の力を引き出すというもの。そしてその魔法を蓄積するための魔角類という生き物が存在し(使い魔とは違います)、魔女とともに行動する共生のような形をとっています。

 そんな世界で他の魔女から畏れられる300年も生きていると言われる一人の魔女が、魔女の理をひっくり返しかねないという研究をしている超天才教授(魔角類を研究し、そして<偏愛>する)と出会い、ボディーガードの契約をすることに。。

 彼女の抱える秘密と、教授の抱える研究の秘密は不可侵ということで互いに感知しないとしながら、、ある意味異常(?)な教授の性格と行動、以前に研究に協力していた魔女達、そしてその謎の研究成果のために、ドタバタな旅になっていきます。

 この作者のファンタジー作品は、以前の作品もそうなんですけど、実に独創的だなあといつも思います。

 魔女ものは異様に今は流行りではありますけど、いま流行っている魔女ものとは全く違う趣があります。上記の設定にしても、読んでみないとまず想像できないと思います。逆に言えば、規定的なものに縛られない自由な発想で、世界を設定しているんだなあと。

 といって、よくあるように同じ世界観を作品をまたいで共有するという訳ではなく(そういう世界観でいろいろな派生物語を作られている方も多いですが)、作品ごとにまったく違う世界観が構築されています。

 とにかく設定が独特なために、物語の先がなかなか読めないんですね。一体どう転がっていくのか。
 これは勿論、物語の作り方も丁寧だからだと思いますが、とにかく「一体どうなるんだろう。。」と読み進んでしまうんですよね。。どうなるの?どうなるの?って感じで。 なんか毎回、読む度にとても新鮮な感じがしています。

 謎が謎を呼ぶ裏設定はまだまだ続くようですけど、基本的にはファンタジー・ラブコメといったところでしょう。
 少女漫画らしさの中で、キャラクターの個性もよく引き出されているなあと思います。

 

   

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