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2015/08/17

ジャスミン・ギュ 「バック ストリート ガールズ -ゴクドルズ-」 1巻 ヤンマガKCスペシャル 講談社

 この作品を見て思い出したのが、三上龍哉の「極道一直線」であったり。。

 極道ものの劇画調不条理ギャグ作品という感じであったんですけど、まあ不条理系のギャグ漫画というのは、なかなか好みが分かれるものなので、それは置いておきまして。

 この作品も、<劇画っぽい不条理ギャグ漫画>ではあるんですが、設定がもう一つぶっ飛んでいるあたりで、ただの不条理系から一歩抜きん出ているといったとこですね。
 それは一応、アイドル(性別は・・・)が主役として活躍するという部分でしょうかね。

 仕事で失敗した自由業の3人組が、罰として組長の思いつきのまま、タイで性転換手術を受け、、、、そしてアイドルとしてデビューしてしまうという。。。
 さらになんだか人気が出てきてしまうという。。。

 一時、ツイッターで冒頭の数ページがよく流れていたんですが、数ページで完結するオムニバス式のギャグ漫画から転載してるのかな?と思って読み流していたんです(気にはなっていたんですが)。

 で、実際に店頭で見たら、”彼ら”が主人公で続きもののコミックになっているという(汗)。

 正直言えば、このネタで単行本数冊持つのかな?といった不安もあったんですけど、それは私の想像力が乏しかっただけのようです。

 極道であるという基本をおさえ、組長の言うがままアイドルをさせられ、おかしな歌なのに何だか売れちゃうし、そして「アイドルあるある」なネタも絡めているので、なかなか突っ込みどころも多いんですね。

 見た目は美少女、中身は極道(だけど実は結構下っ端)なギャップと、心の底からの叫びを吐露する時、手術前のビジュアルが交錯するあたりのタイミングの旨さなど、案外いろいろな仕掛けを上手に使っているなあ、と思ったりしたのでした。

 ある意味、女性キャラ(アイドル)の絵柄も結構一般受けするものですし、極道ネタだけではなく、アイドルネタもあるからこそ、それなりに受けているんでしょうかね。

 不条理ギャグって、結構難しいようで。。私は結構好きなんですけど、一般の人が読んだら、これは受けないだろうな。。。というものは数知れず。悪く言えば、一部の好事家受けしかしないものが多いんです(そもそも意味が解らないということで、一読で敬遠されがち)。

 この作品は、不条理の要素もありつつも(不条理と言っていいのか微妙ですが、私の中では不条理と解しました)、一般的な読者にも入り込みやすい、解りやすいネタで描かれているのがいいのかもなあ、と。

   

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