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2015/07/18

あずま京太郎/日向寺明徳 「サクラブリゲイド」 3巻 シリウスKC 講談社

 1巻から3巻までの展開が、まあ予想を遙かに超えるというか、とにかく目まぐるしく状況が変化する、そんな本格SFアクション作品です。

 1巻目は近未来、とある島国にて秘密訓練を行う日本国防軍の若手の訓練生達が、急遽政変に巻き込まれ、日本政府からも見放されてしまいます。戦場と化した島で生き残るために戦争に荷担することとなった、特殊ロボット兵団ですが、、

 2巻目からは戦場に突入し、突如進行してきた米軍と戦う羽目に、、そこで血生臭い、訓練だけで想定もしていなかった「人を殺す」という行為に焦り、悩み、けど生き残るために戦わざるを得ない、そんな追い込まれた状況での悪戦苦闘。。

 そして2巻の後半からは、裏で暗躍していた秘密組織の掌の上で、生死を賭けた対戦バトルに巻き込まれていく、もう運命に翻弄されているとしか言いようがない、サバイバルゲームに追い込まれていきます。


 当初は平和な島で、秘密ながらもバカンスのようにのんびり訓練生活を過ごす訓練生達ですが、状況が読めぬまま<生き残るため>の限られた選択肢をたぐり寄せるしかない、そんな状況に放り込まれます。
 そして自分が生き残るために、誰かを殺さなければいけない戦場の現実にたたき込まれ、悩み苦しみながら生き残ることを選択します。。
 現実に戦争となれば、銃口の向こうでは血飛沫を上げて飛び散る人間がいる、、誰でもそんな状況に追い込まれれば、そう慣れることはできません。そういう葛藤についても、ある意味的確に描写されています。

 全容はまだ見えませんが、圧倒的に不利な状況にも、個人の特殊な才能、それを把握した上での指揮の的確さ、そしてチームプレーでギリギリで生き残ることができている彼らは、この先のゴールも見えない、戦って生き残ることしか残されていない、そんな状況に追い込まれていきます。。

 女性キャラも多く、サービスシーン(?)も結構ありますが、それとは裏腹に、かなり過酷なシチュエーションに叩き込まれ、「悩むより戦って生き残れ」な状況にもがく彼らの未来は、どうなっていくのでしょうね。。

 見た目以上に結構シリアスな作品です。そして、戦う理由がありつつ、なぜ戦うのかという疑問、そして葛藤と、考える時間もない追い詰められた状況でも、そういう部分も丁寧に描いている作品だなあと。

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