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2015/07/21

米村孝一郎/森岡浩之 「星界の紋章」 3巻 メテオCOMICS ほるぷ出版

 アニメ化もされたしコミックス化もされたしで、ある意味もう作品としてはお馴染み、というくらい説明不要な作品ですね。
 実は原作も読んでいませんし、ストーリーや設定も全然ない、予備知識のない私ですが。。

 まあ、物語の設定と、重要な「アーヴ」とか、物語の設定等については、この辺りを読んでいただくとして。
 
 あの米村孝一郎氏が描いているというので、購入してしおります。。
 SF設定を、専門用語ながらサラッと意識させずに描けてしまうその自然さ、そしてメカの描写も凄いですけど、キャラもキリッとして好きでありまして。
 ただし寡作な方なので、単行本は少ないです、、が、随分と間があいたあと、「神曲奏界ポリフォニカ ザ・ブラック」の連載を始め(こちらは全3巻完結)、それに続いてこちらが始まったと。

 作品としては、原作の小説をほぼ完全になぞる形で描かれていくようです。

 元々、完全な世界設定ができている作品ですので、独自性は特に必要ないんですが、私はこの「アーヴ」のキャラ達の描き方というか、思考や行動、そして台詞に至るまで、実に<リアリティ>をもって描かれているなと思ったりしました。
 超合理的な思考のラフィールと、普通の人間である主人公のジントの掛け合いを通じて、合理的だが機械的ではない、独特なアーヴの思考や決断、対応などが、ある意味では生き生きとリアルに描かれていきます。

 原作自体をどこまで正確になぞっているかは分かりませんし、そういう部分での比較はできませんが、この独特な文化を持つ種族の行動などを、外側から観察するだけではなく、ある意味では感情をぶつけ合いながら、アーヴと人間それぞれが少しずつ互いを理解していく(あるいは諦める(笑))過程が、数々の事件を通じて丁寧に描かれていきます。

 そして何よりも宇宙空間で繰り広げられる、宇宙船同士の戦闘シーン。。

 アニメならCGなりなんなり駆使して、細菌は色々な迫力ある描写が見られますが、<漫画>で描くのって、かなりしんどいと思いますし、また迫力のある描写も難しいものです。
 けど、宇宙空間を飛び交う宇宙船の描写や、戦闘時の迫力、そしてそのコマの中でのキャラ達の動きなどなど、やっぱり手慣れているなあ。。と思うことしきり。

 宇宙船だけを描くとか、キャラだけを描くとか、どちらかに精通している人は沢山います。けど、それらをどちらもバランス良く配置し、そしてロボットとか格闘ものではなくとも迫力をもって描ける人は、相は多くないんじゃないかなあと。。

 ちょっと作家さんへの思い入れが強すぎかもしれませんが(汗)、星界の紋章のストーリーの予備知識もないので(笑)、この物語、じっくりを楽しませて貰おうかなと思います。

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