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2015/07/05

若狭たけし 「西向きマイルーム」 2巻 サンデーGXコミックス 小学館

 この作品、覚悟を持って読まないとイケません・・・。
 焦らされます。徹底的に焦らされます。これでもかというくらいに。

 モチーフは「西遊記」です。というより、現在に蘇った彼らの話というべきか。

 主人公は「三蔵法師」の生まれ変わりということになってる「三蔵法子(みくらのりこ)」さんです。

 一人暮らしの新居に引っ越してきたら、何故か部屋の中には暑苦しい二人の中年が居座っています。

 沙悟浄と猪八戒だと名乗る彼らの、西へ旅するための”説得の”日々が始まります。。。

 つーか、よく考えたらタイトルからしても、旅出るつもりないだろっ ヽ(`Д´)ノ

 2巻になっても、旅に出る気配すらなく、部屋に引きこもっています、、、

 そして孫悟空は、どうやらお釈迦様の情報によれば、どこかの岩の下にて待機させられているらしいですが、2巻になっても旅に出ないもんだから、姿も見ることなく<どっかで放置>されている状態。。

 というか、ここまでの展開で、焦らしすぎて先がもう読めなくなってます(爆)。
 一応、例の輪っかも登場したので、3巻あたりでそろそろ”三者揃い踏み”にはなると思うんですが、現代社会でインドに行くことに、どんな意義というか理屈付けがあるのだろう?? という、元も子もない考えになってしまった。。

 旅に締め切りがあるわけではありませんが、、、まあ西遊記も相当な年数掛かってますけどね。
 あ、けどちゃんと”旅”して時間掛かるならいいんだけど、、、、

 という、焦らしに焦らして、読者がツッコミを入れないと気がすまなくなるところまで引っ張る気だな! というのがヒシヒシと伝わってきますが、、、心配もありーの。

 前作の「仮面ボウラー」も、なんだか結局ボーリングを殆どしないで焦らし続け、若干中途半端な感じで終わってしまった感があるんですよね(まあ、2巻で終わってしまったので、アレですが)。。

 この”焦らし”はある意味、作風というか持ち味だとは思うんですが、読者にも相当のストレスを与える諸刃の剣なので、牛歩でもいいので新しい展開は、1巻あたりに1箇所くらいはあったほうがいいなあ。。。と思ったり。

 勿論、狙いがあるのでしょうから、読者が心配しすぎる必要はないんだと思うのですけど、、
 まあ、色々な登場人物が、話数を重ねるごとに増えてきているんで、ここは私の心配し過ぎかな?

 このダラダラとした日常的、退廃的な雰囲気は、そんなに嫌いではない、というか実は私は好きな方です。
 けど、誰でもがこのストレスに何時までも耐えられるかどうかが判らないので、ちと心配になるだけなのですね。。

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