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2015/06/10

田中ほさな 「聖骸の魔女」 1巻 ヤングキングコミックス 少年画報社

 この作品では「魔女」はほぼ怪物に近い形で設定されています。というか、なんか破壊的で半端ない攻撃力とゆーか、何というか。。

 魔女の宣戦布告と共に、人間界ではどのように戦えばよいのか(戦力差が圧倒的すぎる)悩んでいる状況。そんな中、幼い頃に女王に救われ、特別扱いされ、禁書を好きに読める立場にあった主人公は、その膨大な書籍の中からあるヒントを見つけます。

 「魔女には魔女を」。

 当たり前ながら、その状況下ではほぼ実現不可能と思われたそのアイデアから、とある場所に隠された、「最初の魔女」が封印された部屋に鍵を携えて向かう事になったわけですが。。

 凛とした女王様が力強く、そして様々なものを抱え込み、そして深く考えて行動していくところが妙に印象に残ります。とても”王”としての威厳があり、そして主人公に対してはある意味、母親のような優しさも兼ね備えていると。この存在感、作品の中でも重要なものなのでしょう。

 それに対して、主人公は本を読むことばかりに夢中になっていて戦う術もない、かなり弱々しいヘナチョコな設定になっていますが、<最初の魔女>”達”に出会ったことで、自ずと戦いと運命に立ち向かわざるをえない方向に突き進むことになるという感じです。

 肝心の”最初の魔女”は、圧倒的な力を持ちつつ飄々として掴み所はないですが、「我が背」と称する主人公の望みを叶えつつ、謎めいた生い立ちも少しずつ明らかになってきます。
 そしてあとはアクションシーンはやっぱり動きがしっかりしていて、安心できるですなあ。

 ダークファンタジー物としての設定は、特に魔女の存在につては少し独特になっています。そして細かい上に、物語としての説得力もなかなか。城から追い出すあたりのくだりも、まあそういうことかなと思いつつも、結末が出てくるまでドキドキしましたよ。
 そしてナゾや伏線はごまんと散りばめられており、これは徐々に明らかになっていくんでしょう。

 まあ、ちょっと”ハーレム化するんだろうなあ”という雰囲気が満々なので、期待していいのか何なのかはアレですが、、、乱飛乱外的な感じになるのかしら?

 12人も設定されている”最初の魔女”は、一体どんなものを供物として契約がされるんでしょうかねえ。。それもある意味、謎解きですね。

 敵となる”魔女”の存在も、まだはっきりと説明はされていませんが、2巻以降の戦いによって、どう面白くなっていくのでしょうね。と期待しつつ。。

 

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