« 柴田ヨクサル 「妖怪番長」 1巻 イブニングKC 講談社 | トップページ | とりのなん子「とりぱん」 18巻 ワイドKCモーニング 講談社 »

2015/06/30

ムサシマル 「グリーンデイズ」 1巻 ヤングキングコミックス 少年画報社

 盆栽マンガです。
 主人公は頑なに「園芸部」と主張していますが、「盆栽部」です。

 盆栽好きな校長先生とも仲良し、そして亡くなった元植木屋の祖父を持つ主人公は、植木屋は廃業したと言いつつも、植物をこよなく愛する、一人園芸部(幽霊部員あり)。

 そこにひょっこり現れるのは、とある事情でアイドルを引退した幼なじみ、そして謎な「男の娘」まで絡んできて、静かだった盆栽・・園芸部はドタバタな状況に。

 さらにややこしいのが、拾われた御神木の枝に宿る小さな神様の存在。

 ある意味、それぞれの登場人物の素性が異様に濃すぎるので、物語は冒頭からかなりドタバタした内容になっています。
 1巻目は、そんな変わり者の登場人物達の、性格や素性を紹介するためのエピソードで構成されているので、端から見ると「一体これ、何に重きが置かれたマンガなん?」って思われちゃうかもしれません。


    「盆栽マンガです。」


 盆栽ネタが濃すぎです。私は盆栽はやらんですけど、園芸はやっています(庭弄りの一環で)。そこから見たら、マニアックな解説やらがてんこ盛りなんですよね。。

 けど、正直に申せば本気で「盆栽だけのマニアックなマンガ」を描いてしまったら、読者はついていけないと思うんですよ。面白い人には面白いんですけど、興味ない人には一つも面白くない世界ですから。

 なので、「ど素人」という視点である「元アイドルの幼なじみ」を通じて、盆栽、、、じゃない園芸の楽しさをだんだんと感じさせ、園芸を知らない人にも、だんだん馴染んで貰おうって配慮だと思うんですよね。まあ、幼なじみが元アイドルって、ベタな設定ですけど(笑)。

 そして小さな神様の存在は、何も喋らない植物を相手に、悪く言えば各々の思い込みで好き勝手に対応しているのが盆栽というか園芸の世界。
 その植物の声を代弁させよう、という位置付けで存在させているわけですよね。でないと、知識のある主人公が知ったかってだけになっちゃうので。

 恋のライバルに、少し(変な方向で)園芸が好きな”男の娘”を持ってくるあたりは、、、普通にダブルヒロインにしてしまうと、片方は「元本業がアイドル」ですから、釣り合わないってことでインパクトに重点を置いた設定なんじゃないかな、とか。。

 と、勝手にこのカオスな登場人物の意味について妄想しながら、濃い園芸談義を読ませて貰おうかと思います。

 まあ、好き勝手に盆栽切らせちゃって、「個性的でいいんじゃない?」とかで済ませちゃう大胆なところもあったりして、ハラハラはしますが、、、

 けどこれは、成長していく前段階(本当にド素人なんだよっ)って部分の前振りなんだろうな、と勝手に解釈して、2巻以降も楽しみにしようかなあと思います。

 

|

« 柴田ヨクサル 「妖怪番長」 1巻 イブニングKC 講談社 | トップページ | とりのなん子「とりぱん」 18巻 ワイドKCモーニング 講談社 »

C_ラブコメ」カテゴリの記事

C_学園もの」カテゴリの記事

C_自然・動植物」カテゴリの記事

C_趣味系」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21254/61816228

この記事へのトラックバック一覧です: ムサシマル 「グリーンデイズ」 1巻 ヤングキングコミックス 少年画報社:

« 柴田ヨクサル 「妖怪番長」 1巻 イブニングKC 講談社 | トップページ | とりのなん子「とりぱん」 18巻 ワイドKCモーニング 講談社 »