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2015/05/05

高尾じんぐ 「くーねるまるた」 6巻 ビッグスピリッツコミックスペシャル 小学館

 ポルトガルからの留学生、マルタさんが日々節約をしながらも、日本の食材を駆使しながら(?)、自炊レシピを楽しみつつ、日本を満喫していくという、日常系グルメ漫画です。

 まあ、もう6巻も出ているので今更説明するまでもないですけどね。。

 ある意味、この作品の持ち味は「日本びいきのポルトガル人」という絶妙な設定にあるような気がします。

 大学を卒業してからも、半ばプー太郎をしている訳ですが、これを「日本人」という設定で同じ生活をさせてしまうと、ただの「フリーター」で「世間ズレ」していて、社会生活的にもどうかなあ?という、ちょっと物悲しい状況描写になっちゃうと思います。

 これが海外から留学していたラテン系の外国人女子、ということになると、途端になんか日本の中では自由にしていいい、悪く言えば「異邦人」ですが、よく言えば「お客さん」というポジションのまま、こういう生活が出来るわけですね。

 そして、ある意味では日本の良さを体現し、気がつけるのは”日本人ではない”客観的な視点、というのが、また面白いなあというのもあります。

 外人さんなのに外人さんらしからぬ日本通、という人、ほんとに増えていますよね。日本人以上に日本を愛しちゃってる感じの方もいらっしゃいますし(旅行で来るのではなく、住みこんでいらっしゃる方ね)。

 この作品の場合には、定住を決めている感はなく、色々な見聞を広めよう、色々な日本を発見しよう、という、「外側からの視点」が残されています。だからこそ、故郷のポルトガルの料理も数多く出てきて、日本の食材・料理方法とのコラボも沢山描かれていて、食欲をソソります。。

 勿論、それを本当に美味しく幸せそうに食べるマルタさんも良いわけですが、彼女の周辺の人々や、出先で出会った人々とのひと時の出会いと歓談も、シンプルな料理の大切な調味料、ということで、ドラマのエピソードものほほんとして楽しく描かれています。

 ある意味、こういう自由な生活って、羨ましくなりますよね・・・。日本人では発想はできても実行力が伴わないことが多いなあと(勿論、日本と飛び出しちゃう勇気のある人は、どんどん海外に出て行く時代でもありますけどね)。

 まあ、そういう羨ましい節約しながらも日々充実した生活を垣間見させていただき、のほほんとさせていただく、ということで我慢しますか。

 

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