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2015/05/06

ヤマザキコレ 「フラウ・ファウスト」 1巻 KCx 講談社

 悪魔と契約した人間の語り継がれる物語。
 その物語は寓話ではなく、実在の物語であった(若干、違った形で流布されているが)。

 こういうのをダークファンタジーって言うんですね。なんか耽美と魔法というか、そういうのが入り混じったのを何て言うんだろう?って思っていたんですけど、確かにこういう単語がぴったしですね。

 「魔法使いの嫁」で、なんか急にクローズアップされてきたような気がしますが、この作品も同じ系譜といえばそうかもしれません。が、こちらの方が正統派の魔法使いと教会の闘いが描かれている・・・?のかな?

 どちらが良いとか悪いとかは、ただの好みの問題ですけど、個人的にはこちらの方が読みやすいです。「魔法使いの嫁」は、ヒロインの心まで荒んだ退廃感を、人外の魔法使いが利用するという建前の上で、徐々に心を溶かしていくというか、そんな感じの作品です。
 女性のほうが恐らく受けが良いと思いますが、当初の持ち上げ方がちょっと異常というか、異様だったもので。。確かに絵も綺麗ですし、ストーリーも伏線がかなりあってミステリー的な面白さもあり、最初は解り辛いものの(1巻だけだと、雰囲気以外はストーリーが読み込めず、はてな状態かも?)、引き込まれる雰囲気&構成があり良いと思うんですが、書店の広告や、大型書店だと何故かどこも平積み?という辺りが尋常じゃなかったので、逆にちょっと引いてしまう勢いでした。。。まあ、3巻あたりは週間ランキングでは上位になっていたみたいなんで、やはり売れているのでしょうけど(累計140万部らしいので、この手の作品としてはまあまあ、でしょうか)。

 作品の雰囲気は好きなんですけど、恐らく出版社押しが激しすぎて、逆に引いちゃったりした部分もあり、、

 まあ、作品自体には関係ないのでアレですが、書店に沢山並ぶ本が、けっして全てが人気に比例したものではないなあ、ということを如実に物語るエピソードなもので、脱線してしまいました
(逆に言えば、小さな書店では並ぶことすらないか、1冊程度で誰か買ってしまえば追加で入ることもない本の中に、まだまだ面白い本は埋もれている、と思うんです。好みも多様化しているだけに、自分にあうその1冊に会うには、やはりそれなりの努力と運、出会いが必要でもありますけどね。。)。

 かなり本質から脱線し過ぎましたが(爆)、「フラウ・ファウスト」は、一応「魔法使いの嫁」の流れにはあやかろうという節もあるものの、出版社も違うので、極普通の売り方になっています。

 作品的には、ダーク・ファンタジーということで、似たようでいて違う路線です。ある意味では絶対的な力を持っている悪魔と、契約によって願いを叶えた人間(女性)、そんな伝説の存在に出会った一介の青年の出会いから物語は始まります。

 この作品も伏線だらけですけど、1巻で大筋の流れがわかるので、読みやすいですね。アクションも結構あり、そういう意味でこちらの方が動きがあるかなと。

 逆にこちらを読んで気に入った場合には、「魔法使いの嫁」を読むと、また全然違う世界観と流れがあるので楽しめるんかないかなあと思ったりします。

 途中に長い余談が入っちゃいましたが、まあそんな感じで耽美な雰囲気のファンタジーとして楽しめるかと思います。

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