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2015/04/04

元町夏央 「南紀の台所」 2巻 ヤングジャンプコミックス 集英社


 南紀といってもぐるっとありますが、設定的には三重県側なのかな?
 親の実家が和歌山側の南紀なので、なんかこう、さらに個人的に入り込みやすい作品だったりします。

 都会生活しかしたことがない若い夫婦が、突然の田舎暮らしで、買い物はできないわ虫は飛び交うわのカルチャーショックな嫌々な生活が始まるわけですが、元来の食いしん坊な性根が、素晴らしい食材と出会うことで触発され、、、

 簡単に言うと、自然食材万歳!食いしんぼ万歳!・・・・というお話。 ←省略しすぎ。

 いわゆる田舎賛歌というか、食材万歳!というあたりは基本ではあるんですが、この作品のちょっと変わったところは、こういう作品は、田舎賛歌、自然の恵み万歳だけで終わりがちですが、この作品のヒロインは、結構創作料理のセンスがいい。

 勿論、素材を生かしてシンプルに食べるのも美味しいですが、極上の食材が手に入ると、なんかのスイッチが入って、田舎の人達には思いつかない洋風の料理も作ってしまいます。それが食材を提供した人達にも好評を得て、みんな幸せになるぞー、という流れですね。

 まあ、本当に食材のみで楽しめるものもありますし、食べられずとも眺める景色なども含め、田舎生活を満喫しています。けど、一方的に<自然の恵み>が最高!というだけではなく、色々な知識を持っていれば、さらにもっと楽しめるし、現地の人々も楽しませてあげられるということです。
持ちつ持たれつという感じで、バランスが取れた<田舎人と都会人の出会い>が描かれている感じがします。

 これまでの作者の作風を考えると、半ば脳天気(?)なヒロイン+夫は若干軽いイメージで描かれていますし、何かあれば(例:「アシダカグモがでた!」)めげて「都会に帰る~っ!」となるあたりで本当に根性もありませんが(笑)、田舎の人情と元から持っている人見知りしない性格で、引いてはかえす波のように、ゆらゆらと心が行き来しながら、カントリーライフにどんどん填まっていきます。

 しかしまあ、南紀は食べ物に関してはほんと、いいとこですよ。
朝どれの生カツオ(当然刺身で食べられる)、メバチマグロもその他の地魚も朝どれで生で並んでいます。別に曜日限定の目玉商品というのではなく、毎日いつ行っても普通に並んでいます。スーパーですらそれが「普通」なんですよね。。うらやましい。。
 魚だけでは当然ありませんけど、何かの折に田舎に行く度に、新鮮な海の幸を満喫させていただいております。
 都会では、、、デパ地下にでも行けば、まあまあのものが買えますし、スーパーでも稀にまあまあの魚が入るそうですけど、それでも鮮度も値段も全然違うそうです(伝聞)。

 まあ、ちと気軽に行けるところでもないのが厳しいところですがね、、(関西圏でも)。けど、こういう作品通じて、「エアグルメ」を楽しむのも、、、、

 ・・・やっぱ食べなきゃ意味ないかっ(・∀・)


【追記】
 そういえば、この作品の存在を忘れていました。
 この作品の舞台って、体験談を元にしていたのですね。。

 この作品は、「放射能」から逃れるために、嫁(作者本人)とダンナさんが、関東から三重の田舎に移住するという実話エッセイになっております。
 まあ、ここまでするかどうかは人それぞれなので、アレコレ言わんけですど、読んでいると凄く客観的に見て、うーん、、と思うところもありーの、、

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