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2015/03/10

真鍋譲治 「重機甲乙女 豆だけど」 3巻 芳文社コミックス


 架空戦記物のジャンルに入るのかな?
 2人乗りの豆タンクで、狭いイタリアの戦地を駆け巡る、女性戦車兵を主人公にしたお話です。最近、豆タンクって大人気ですねえ。

 オスマン帝国がイタリア等に攻めてきたのが史実では1911年。それを20年近く後に起きたというような感じで、第二次世界大戦頃の技術水準の兵器に加えて、色々な架空兵器も登場してくる感じでしょうか。兵器好きにとっては、結構楽しめる作品じゃないかしら。
 オスマン帝国の兵器等々や軍服などなどは、半ばドイツ軍の雰囲気で描かれていますし、トンデモ兵器の登場も含めて、架空戦記として楽しめるのではないかなと。勿論、その作戦や戦略、謀略も沢山盛り込まれているんで、戦争エンターテイメントといったところ。

 圧倒的に不利な状況や弱小兵器で、強力な敵と対峙する、というのはある意味、定石ですけど、やはりそれをどう逆転するかというのが見所ですね。こういう作品では。端節に織り込まれた伏線も、物語のいい意味での味付けですね。

 架空戦記物というジャンル、結構好きな方ですけど、劇画系のものに比べると、女性戦車兵を主人公にするなど、ある意味取っ付きやすい雰囲気です。
 しかし、しっかり戦争していますんで、山岳地帯の移動だけでも、まあ通るところが無理すぎる訳ですけど、その行程で工兵が亡くなったり、、、そのあたりはリアルな戦争を描くことに徹しています。そこはやはり、軍事オタク的な要素が昔から強いですからね。半ば安心して読めてしまうところ。
(SFというジャンルで、今まではそれが発揮されてきましたが、こういう架空戦記物もなかなかいけるなあという感じがします)

 世の中、”戦車道”なるものが趨勢な昨今ですが(違)、これはまた別の流れです。ラブコメ的な要素も入れつつ(・・・ラブコメと言っていいのかは別として)、架空戦記物としても充分楽しめるかなと。

 ここんとこ最近は、アダルト系漫画に行かれてしまったのかなあ。。と思っていたのですが(それはそれで悪くなかったですけど)、少年マンガもまだまだしっかり描いていってくれそうで、ちょっと安心しました。

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